インターネット広告の取引基盤を提供する新会社「プラットフォーム・ワン」が4月1日、営業を開始する。デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)の完全子会社で、同社の徳久昭彦・取締役最高技術責任者(CTO)兼e―ビジネス本部長が社長に就く。1回の広告表示ごとに約0.05秒で入札・応札する「リアルタイム・ビッディング」(RTB)システムを目玉に、ネット広告市場の拡大に挑む同社の展望を、徳久新社長に聞いた。 DAC新子会社、高速入札・応札の取引基盤提供 新会社の主幹事業は、インターネット広告の取引基盤(プラットフォーム)を提供することだ。広告主・広告会社向けと媒体社向けの2つをDACから移管し、利用料や広告収入配分を収益源とする。スタッフは双方の営業とシステムの担当者を出向させる。役員含めて25人ほどの体制となる。3年後をめどに年間売上高50億円程度に成長させたい。 本来、広告主と媒体社