難病の拡張型心筋症で心臓移植手術を受けるため渡米していた千葉県白井市の高橋さくらちゃん(1)が20日(日本時間)、入院先の米ニューヨーク州のコロンビア大病院で死亡した。支援団体「さくちゃんを救う会」(共同代表・荒谷庸子さんら5人)に21日に連絡が入った。 さくちゃんを救う会によると、さくらちゃんは20日午前(同)、ドナー(臓器提供者)から移植手術を受けたが、術後に血管が破裂して大量出血し、亡くなったという。救う会の広沢修司さんは「やれるだけのことはやったが、とても残念だ」と話した。 さくらちゃんは昨年10月、東大病院(東京都文京区)の検査で心臓の筋肉が拡張して薄くなり、ポンプ機能が低下する拡張型心筋症で、移植しか助かる道がないと診断された。募金活動で約1億2000万円が集まり、今月9日に渡米していた。