「テクノロジー x デザイン x 起業家精神」を教育の土台としながら、社会を動かす人材「モノを作る力で、コトを起こす人」の 育成を目指し、徳島県神山町に2023年4月に開校予定の、 5年制の私立高等専門学校「神山まるごと高専」(仮称・認可申請中)。その神山まるごと高専によるイベント「未来の学校FES」に、「子育てのその先へ」をテーマに3児の父でもある山口周氏が登壇。本記事では、「正解」にこだわったことで10年で消滅した5兆円産業や、人工知能と人間のコストパフォーマンス比較などを語りました。 3児の父、山口周氏が考える日本の教育の課題 山口周氏(以下、山口):問題が世の中にたくさんあって、仕事の意味づけが楽だった時代は、この(スライドの)左側の「オールドタイプ」の考え方でよかったと思うんです。こういう生活の煩わしさとか物質的貧困が事実上解消されてしまった世界においては、やっぱり左側のような昭
