染め上がって工場内に干された浴衣地=堺市西区の北山染工場、森井英二郎撮影染め上がって工場内に干された浴衣地=堺市西区の北山染工場、森井英二郎撮影 日差しがだんだんと春めく中、大阪府堺市で伝統産業の浴衣地づくりが最盛期を迎えた。西区の北山染工場では、生地の模様部分にだけ染料を注ぐ「そそぎ染め」と呼ばれる手法で、はなやかに染めあげられた浴衣地が春の風に揺れていた。職人の染料の注ぎ具合で変わる「ぼかし」の美しさが特徴で、大阪府の伝統工芸品にも指定されている。作業は4月末まで続くという。
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