情報処理推進機構(IPA)は、「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」で示された重要10項目の実施状況を可視化し、業界平均と比較も行える「サイバーセキュリティ経営可視化ツール」の新版をリリースした。 同ツールは、3月に公開された「サイバーセキュリティ経営ガイドライン Ver3.0」にある重要10項目の実施状況を5段階の成熟モデルによって可視化できるツール。従業員300人以上の企業や組織で利用することを想定しており、グループ企業との比較などに活用できる。 Excel形式で提供し、40の設問に回答することで対策状況を可視化することが可能。リリースに先がけ、2023年6月8日から2023年6月14日にかけてリスクマネジメント、情報システム、経営企画部門の責任者および経営者を対象としたアンケート調査を実施しており、今回公開した新版となる「同2.1」では、同調査の業種平均値の比較が可能となっている。