朝ドラの街・甲賀のもうひとつの顔 たぬきの置物でおなじみの陶芸の街・信楽が舞台となり、NHK朝ドラ『スカーレット』でも注目を集める、滋賀県甲賀市。 2004年に旧甲賀郡の5町(水口町、土山町、甲賀町、甲南町、信楽町)が合併して誕生したこの街は、実は日系ブラジル人をはじめとした外国人が多く暮らす地域という横顔も持っています。 ▲まずは地図で位置関係をチェック。新幹線に乗ると米原⇄京都間の車窓からたくさん工場が見えますよね? ブラジリアンタウンと言うと、大手自動車メーカー・SUBARUの工場などがある群馬県太田市、隣接する伊勢崎市やその周辺、またスズキ自動車やYAMAHAなどがある静岡県浜松市周辺が広く知られていますが、琵琶湖の東岸一帯もまた、食品系・繊維系メーカーの大規模工場が点在する一大工場地帯。 昨年10月時点の統計によると、甲賀市とその北側で隣接する湖南市、日野町の3市町の外国人居住者