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ブックマーク / courrier.jp (8)

  • 世界的トラウマ研究者が子供時代の「有害な経験」のリスクを語る | ベッセル・ヴァン・デア・コークが解説

    私がベッセル・ヴァン・デア・コーク(81)に取材した18世紀創業のホテル「レッド・ライオン・イン」は、非常に落ち着く場所だった。 米マサチューセッツ州の片田舎で、私はこの頑健な精神科医と数時間にわたり語り合い、明確に自分の考えを持つ人物だと悟った。 ヴァン・デア・コークは気候変動の話題に触れながら、いまだに飛行機を使っているのかと私に問い質し、「あんなもの乗るべきではありません!」と一刀両断した。精神科医のフロイトを「ちょっと自己中心的すぎます」と評し、さらにブレグジットについては「あなたたち英国人はとんでもないことをしました!」と歯に衣着せぬ論調だ。 ヴァン・デア・コークは、これまでも常に闘争的な研究者だった。彼は1980年代にベトナム戦争の帰還兵のPTSD(心的外傷ストレス障害)を初めて調査した研究者のひとりだ。 代表作『身体はトラウマを記録する 脳・心・体のつながりと回復のための手法

    世界的トラウマ研究者が子供時代の「有害な経験」のリスクを語る | ベッセル・ヴァン・デア・コークが解説
  • 「宵っ張り」の人の認知機能は早起きの人より優れているのか? | 新たな研究で示唆

    宵っ張りは日中に何をするにも苦労するという通念は見直されるべきかもしれない。新たな研究で、夜型を自認する人は早寝の人より頭が切れる可能性があると示され、夜更かしがわれわれの知力にとってよいかもしれないことがわかったのだ。 英インペリアル・カレッジ・ロンドンの学者らが主導する研究チームは、「UKバイオバンク」の調査データを分析した。この調査は、知能、論理思考、反応時間、記憶に関するテストを受けたことがある2万6000人以上を対象としたものだ。 研究者らはそれから、対象者の睡眠の時間や質、クロノタイプ(われわれが一日のうちでいつ最も活発で生産的だと感じるかを決める型)が脳機能にどう影響するかを調べた。 その結果、夜更かしする人たちと、夜型と朝型の「中間」に分類された人たちには「より優れた認知機能」があり、その一方で早起きの人たちのテスト得点は最も低かったことが判明した。 夜更かしは、創造的なタ

    「宵っ張り」の人の認知機能は早起きの人より優れているのか? | 新たな研究で示唆
  • 子供のスマホ制限派の専門家に反論「人類はスマホに適応できるのでは?」 | 経済学者タイラー・コーエン x 社会心理学者ジョナサン・ハイトが激論

    名声経済に飲まれるZ世代 ジョナサン・ハイト(以下ハイト): 私の学生と話していると、Z世代の人たちはオンライン上の人間関係を維持するために毎日何時間も費やしています。これが彼らの生活の大部分を占めており、ほかのことに注意を向ける余裕がほとんどありません。 30歳未満で多大なインパクトをもたらしたインターネット界の人物がいないことはOpenAICEOサム・アルトマンも指摘しています。 しかし、あなたはZ世代がもっとも創造的で生産的な世代だと語っていましたよね。誰かZ世代で世界に大きな影響を与えた人たちを挙げられますか?

    子供のスマホ制限派の専門家に反論「人類はスマホに適応できるのでは?」 | 経済学者タイラー・コーエン x 社会心理学者ジョナサン・ハイトが激論
  • 進化心理学者ロビン・ダンバーが教える友情の秘密─ポイントは「七本柱」と「30分ルール」 | 友達の数は何人が理想的? 男の友情と女の友情は違うの?

    ロビン・ダンバーは、英オックスフォード大学の進化生物学の名誉教授であり、人類学者でもある。彼は、一人の人間が持てる友達の数は150人が最大だという「ダンバー数」の提唱者として世界的に有名だ。また、飲酒やゴシップが人間関係の円滑化に決定的な役割を果たすことを示した研究でも知られる。 ダンバーの著書『なぜ私たちは友だちをつくるのか: 進化心理学から考える人類にとって一番重要な関係』は、友情研究の名著である。一般人にもわかりやすく、この数十年の研究結果が紹介されている。そんな彼に「会話が成立する最大人数は4人」「友情の七柱」や「30分ルール」といった話に加えて、男の友情と女の友情の違いといった、最近はタブーになりつつある性差の話についても語ってもらった。 友達の数が多いことは、禁煙と同じくらい健康に良い ──友達がいると幸福度が上がりますが、それだけでなく健康や寿命にもいい影響が出るそうですね

    進化心理学者ロビン・ダンバーが教える友情の秘密─ポイントは「七本柱」と「30分ルール」 | 友達の数は何人が理想的? 男の友情と女の友情は違うの?
  • 韓国人ジャーナリストが米紙に寄稿「憎めと教えられた国、日本が私は大好きだ」 | 徴用工、慰安婦…「反日」の呪縛から解かれるとき

    1990年代初め、韓国で少年時代を過ごしていた私は、母から全60巻の伝記シリーズをもらった。その半分は、ブッダやリンカーン、キュリー夫人など世界の偉人で、残りの半分は韓国人だった。 そうした韓国人の大半にはある共通点があった。彼らは、日に抵抗したことで知られる人たちだった。 私は母に、なぜもっと他の理由で記憶されるべき韓国人がいないのか聞いてみた。答えはこうだった。 「日との戦いこそが韓国歴史だからでしょう」 韓国人は何十年もの間、日が朝鮮半島を植民地支配していた時代(1910~1945年)から前に進めずにいる。日による強引な占領、労働者の強制徴用、「慰安婦」と呼ばれた性奴隷──これらの事柄がまるで国を挙げた洗脳のように繰り返し唱えられてきた。 だが、こうした不健全な感情はもう手放すべき時に来ている。韓国は日と多くを共有している。両国とも近代民主主義国家であり、目覚ましい経済成

    韓国人ジャーナリストが米紙に寄稿「憎めと教えられた国、日本が私は大好きだ」 | 徴用工、慰安婦…「反日」の呪縛から解かれるとき
  • グラミー受賞バイオリニスト、ニコラ・ベネデッティ「クラシック音楽は小説のようなもの」 | 世界屈指のソリストが語る“私生活とクラシック界”

    英・スコットランド出身のニコラ・ベネデッティは、その「泣かせる」演奏技術と美貌で、世界を虜にしている若手バイオリニストだ。先日のグラミー賞でも、アルバム『マルサリス:ヴァイオリン協奏曲、他』が「Best Classical Instrumental Solo」を受賞し、話題をさらった。 そんな彼女に、ソリストとしての生活からクラシック界の#MeToo運動まで、英紙記者が話を聞いた。 ニコラ・ベネデッティ(32)はメニューにざっと目を通したが、何を注文すべきか決めかねている。私たちはランチの店選びに手こずり、やっとのことでロンドン西部の彼女の自宅近くにあるベトナム料理店に落ち着いたところだ。 だが、ここが彼女の地元であるという感じはしない。 「いつもここにいたら溶けこんでいるんでしょうけど、私がそんなふうに馴染んでいるとは思えない」と、彼女は話す。 「ここから離れた場所にいることが多いから」

    グラミー受賞バイオリニスト、ニコラ・ベネデッティ「クラシック音楽は小説のようなもの」 | 世界屈指のソリストが語る“私生活とクラシック界”
  • 仏教の一派だった「禅」がライフスタイル系資本主義の“寵児”になった理由 | 無印良品やユニクロは「ZEN」なのか

    禅には、美学とミニマルな生活様式とが結びついた長い歴史がある。 「人はすでに悟りを得た存在」だと理解することで悟りを得られる、と禅は解く。そのために必要なのは、不要なものをすべて手放すことだけだ。儀式も聖典も必要ない。そうすれば、「所有」によって生じる不安な気持ちから解放されるという。 仏教の一派を指す用語に過ぎない「禅」はいまやそれを大きく逸脱して、デザインやライフスタイル、ファッションにまで使われる普遍的な「ZEN」というコンセプトになっている。それは東洋から西洋へ進出し、大量の日用品にその名がつけられるほど一般化した。“ゼングレイ”カラーの塗料もあれば、化粧品ブランドのランコムには「イドラゼン(Hydra Zen)」というシリーズさえある。 無印とユニクロは「禅」で業績を伸ばすが… 新型コロナのパンデミックによって、私たちは生活を見直さざるを得なくなった。多くの人々が自身の健康や幸福

    仏教の一派だった「禅」がライフスタイル系資本主義の“寵児”になった理由 | 無印良品やユニクロは「ZEN」なのか
  • 「え、クリスマスにケンタッキー?」─「日本の伝統」に驚く海外メディア | フォアグラやシャンパン、七面鳥じゃなくて?

    若者に人気の仏ウェブメディア「コンビニ」が展開するフード専門メディア「クラブ・サンドウィッチ」は、クリスマス・イブの12月24日に「なぜ日人はクリスマスのお祝いにわざわざケンタッキーをべるのか?」という記事を掲載し、この謎にせまった。 記事によれば、フランスでは予算が許せばクリスマスのお祝いには、牡蠣やフォワグラ、シャンパンなど普段より豪華な事を楽しむもの。一方、ケンタッキーについては「鶏肉専門のアメリカのファストフード」といった程度の認識で、「特別な日のご馳走」というイメージがない。 そんなフランス人たちにとって、クリスマスとケンタッキーは結びつかないものだ。

    「え、クリスマスにケンタッキー?」─「日本の伝統」に驚く海外メディア | フォアグラやシャンパン、七面鳥じゃなくて?
    varietygogo
    varietygogo 2019/12/29
    クリスマスに食べた記憶はないなぁ
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