誤って筋弛緩剤投与、患者死亡 徳島・鳴門の病院2008年11月19日23時24分印刷ソーシャルブックマーク 徳島県鳴門市撫養(むや)町黒崎の健康保険鳴門病院(増田和彦病院長)は19日、誤って解熱剤ではなく筋弛緩(きんしかん)剤を点滴で投与された70代の男性患者が死亡した、と発表した。当直医が電子カルテに薬剤の名称を記入した際に誤表示され、そのまま薬剤師が処方してしまったのが原因で、蘇生を試みたが意識が戻らなかったという。 同病院によると、この男性患者は肺炎と胸膜炎で入院していた。17日午後9時ごろ、39度を超える発熱があったため、看護師が当直医に連絡。当直の30代の女性医師は、患者のアレルギー体質を考慮して解熱作用のある副腎皮質ホルモン「サクシゾン」の投与を決め、電子カルテのパソコン端末に記入。その際、最初の3文字(サクシ)だけを入力したところ、画面には筋弛緩剤の「サクシン」と表示された。
名古屋西部地域の中核病院に位置付けられる名古屋掖済会(えきさいかい)病院。2005年に電子カルテ・システムを導入し,院内での効率化を実現した。さらに電子カルテの一部情報を周囲の診療所と共有することで,診療所との関係を緊密化。医療サービスの質向上を図っている。大規模災害に備え,電子カルテと位置情報を連動させる試みも2005年末から始めている。 場所を選ばずカルテにアクセス 中核である「電子カルテ・システム」は,2002年に導入した「オーダリング・システム」が前身になっている。オーダリング・システムとは,処方せんや検査の発注を電子データでやり取りするものだ。電子カルテでは,患者の情報を中心に据え,画像や医師の所見など各種データを関係付けた(図1)。 図1●名古屋掖済会病院の電子カルテ・システム 医師の所見や画像データなど,患者に関するすべての情報を電子カルテで一元管理。院内のほか,提携先の診療
MicrosoftのチーフソフトウェアアーキテクトRay Ozzie氏は、Googleが万能だとは必ずしも考えていないが、同社がMicrosoftを目覚めさせたことは認めた。 Ozzie氏は米国時間2月27日、ネバダ州ラスベガスでGoldman Sachsが主催した投資家向けカンファレンスでアナリストを前に講演し、「経済を推進する意味での広告を理解する上で、Googleの成功がわれわれの業界とMicrosoftの転換点となったことは確かだ。同社はMicrosoftを目覚めさせてくれた」と述べた。 「MSN」や「Windows Live」の取り組みに多くの資源を投入するMicrosoftだが、ウェブ検索分野では広範囲にわたりGoogleに苦戦を強いられてきた。Ozzie氏によると、同社はまだ懸命の努力を続けているが、垂直系の検索、つまり業界やトピックに特化した検索に軸足を移しつつもあるという
インテルは11月13日、東京都内でヘルスケア事業戦略について説明を行った。ネットワークの有効活用や標準化されたプラットフォームによる医療サービスのIT化を推進する。 冒頭、同事業を担当するマーク・ブラット氏(米Intelグローバル・ヘルス・ストラテジー ディレクター メディカル ドクター)は、「医療情報の電子化により、患者主体の医療サービスと医療従事者の高度な医師決定を支援する」と挨拶。汎用なネットワーク環境とモバイル端末、RFIDを活用したソリューションを紹介した。 病院内に無線LAN(IEEE802.11a/b/g)を導入することで、看護士や医師はモバイル端末を使い、診察したその場で患者の状態をデータベースに送信できる。カルテの内容を電子化し、遠隔地の医師同士や患者の家族とも情報を共有化できる。RFIDの利用では、病床の利用状態などを管理することで、設備の効率的な運用につながる。 実際
インテルとヴァイタスはベッドサイド端末を使った医療情報ソリューションを共同開発した。インテルのvProの仮想化技術とICカード(Felicaカード)とを組み合わせることで高セキュリティの認証機能を実現している 「医療の質の向上と患者本位のヘルスケアをITで実現する」。11月13日,インテルの吉田和正社長は同社のヘルスケア事業戦略を発表,医療情報ネットワークの推進とオープン・プラットフォームの提供に意欲を見せた。 インテルは今年デジタルヘルス事業部を設立し,携帯端末(電子タブレット)を接続した医療用プラットフォームの開発と検証に取り組んできた。千葉県の亀田総合病院と共同で進めている医療情報ネットワークの構築もその一つ。「医療の質を高めるには,医師と患者,家族,専門家などの情報共有を進めて診療方針や内容に多くの人がオピニオンを持つこと」と亀田信介院長はゲストスピーチで語り,これを実現する情報ネ
高知新聞社と日本アイ・ビー・エム、病院向けレンタル事業などを展開するパースジャパンは、病院のベッドサイド端末に新聞記事を配信する実証実験を、9月14日から3日間行う。ベッドサイド端末への新聞記事配信は日本初という。 ベッドサイド端末は、テレビやビデオの視聴、ネットへのアクセス、診療履歴閲覧などが可能な端末。パースジャパンは全国13施設(約5000床)にベッドサイド端末を納入している。 実験では、高知医療センター590床のベッドサイド端末に、高知新聞の紙面記事を配信する。タッチパネルを活用し、ページめくりボタンやズームインボタンなどを画面上に大きく表示。紙面の1カ所をタッチして指を動かすと、指と一緒に紙面も移動するなど、簡単な操作で読めるようにした。 印刷される直前の新聞紙面を、デジタルデータのまま自動で電子新聞化した。紙面から動画や関連ページに飛ぶ機能も今後追加する予定だ。 新聞を売店で新
米Microsoftは7月26日、医療用ソフトのAzyxxiを買収し、医療サービス運営組織のMedStar Healthと戦略提携を結ぶことで合意したと発表した。契約金額は非公開。 Azyxxiは医師が医師のために設計したソフト。Microsoftの開発ツールを使い、MedStar Healthが運営するワシントンDCの病院の救急部門で1996年に開発された。さまざまな情報源から患者の診療記録や検査結果を収集し、診療先で引き出すことができる。 Microsoftは同ソフトの買収によって医療分野への進出強化を図るとともに、実証済みのソリューション提供を拡大できると説明している。 Azyxxiを開発したWashington Hospital Centerのクレイグ・フェイエッド医師、フィドリック・イスカンダー医師以下、開発に携わった約40人はMicrosoft入りし、引き続き同ソフトの研究と強
みずほフィナンシャルグループは2019年3月にデジタル通貨を発行することを決めた。買い物の決済などに利用でき、デジタル通貨をやり取りする送金手数料を無料とする。サービスを利用できる加盟店に対しては…続き[NEW] メルカリ・LINEが巻き起こす新風ブロックチェーン [有料会員限定] キャッシュレス先進国スウェーデンの光と影 [有料会員限定]
米Cisco Systems、Intel、Oracleの3社は1月31日、ITを使った医療情報の共有・交換促進を目指すコンソーシアム「Silicon Valley Pay-for-Performance Consortium」の結成を発表した。 コンソーシアムはIT企業やカリフォルニア州の医療団体などが中心となって組織する。医療行為の質と安全性を向上させる狙いで、患者情報と治療や処置に関する情報を提供するシステムを構築。システム化されたプロセスを採用し、ITを使って質の向上に貢献した医師に報酬を支払う「Pay-for-Performance」プログラムを導入する。 プロセスとIT利用に関して報奨制度を確立することで、電子記録への移行と自動化された意思決定支援ツールの利用促進を図る。報奨金は当初、Cisco、Intel、Oracleの3社が負担する。
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