米McAfeeは現地時間11月14日,動画ファイルを使って感染を広げる新たなウイルスが確認されたことを明らかにした。セキュリティ・ホールが存在するWindowsパソコンでは,rmvb(RealMedia Variable Bitrate Movie File)形式の動画ファイルを実行するだけで被害に遭う恐れがある。 今回確認されたウイルス(ワーム)は「W32/Realor.worm」と呼ばれる実行形式ファイル。動画ファイルに感染する(自分自身を埋め込む)わけではない。動画ファイルの再生で表示されるWebサイトからダウンロードされ,Windowsのセキュリティ・ホールを突いて勝手にインストールされる。具体的には,次のように動作する。 Realorの感染を広げる動画ファイルには特定のリンクが仕込まれていて,Real Playerなどのプレーヤ・ソフトで再生すると,ユーザーに確認を求めることなく