今年の秋は、カメラメーカー各社からミッドレンジの高性能デジタル一眼レフが続々と登場し、販売店の店頭を賑わせているのはご存じの通り。各製品とも、画質やデザイン面で大きく進化しただけでなく、独自の機能や魅力を備えており、メーカーの技術者の努力がうかがい知れる。 それらの特徴のほとんどはカタログなどでチェックできるが、あえて公にしていない苦労話や改良のポイントも多く存在するはずだ。そこで、新旧のカメラ事情に詳しい桃井一至カメラマンが、ソニーのミッドレンジデジタル一眼「α700」(α700のレビュー記事はこちら)の開発者を直撃し、開発の苦労話やアピールポイントを伺ってきた。桃井カメラマンの鋭い攻めにより、思わず本音が漏れてしまうかも!? 桃井:α700も発売からひと月ほど経過して、購入したお客さんもある程度使い込んでもらっているころだと思います。α700とほぼ時期を同じくして、各メーカーから強力な