JR東日本は26日、12月に設立115周年を迎える「大宮総合車両センター」(さいたま市大宮区錦町)を報道陣に公開した。 車両センターは東京ドーム3個分の広さ。建屋は7万9000平方メートルで、車体棟、部品棟、塗装棟、電機棟がある。首都圏を走る電車のほか、「カシオペア」「北斗星」などの寝台列車、蒸気機関車などの定期検査や改造、復元工事などを行っている。 公開されたのは、1988年から昨年12月まで上越線などの臨時列車として走っていた「D51蒸気機関車」の機能検査や、東京五輪があった64年に東海道新幹線に登場し、現在は老朽化して内装を整えている初代「0系新幹線」など。 同新幹線車両は9月13日に鉄道博物館に搬入され、10月中に一般公開される。車両センターの野原敏夫所長(56)は「今後とも信頼性の高い、安全で快適な輸送サービスに努めていきたい」と話している。