【イカ京】いかにも 今は いかに2011年7月7日 印刷 Check ズボンに入れたチェックのシャツにリュックサック、黒縁めがね……京大生協の機関誌「らいふすてーじ」編集部の学生に「イカ京」のイメージを表現してもらった=京都市左京区、中里友紀撮影 絵・グレゴリ青山 ハイライト社長 辻井克美さん(62) 13年前に京大を卒業した記者は気になっていた。それは「イカ京」が絶滅の危機にあるとのうわさだ。万城目学(まきめ・まなぶ)さんの小説『鴨川ホルモー』にも登場する彼ら。〈ズボンの内側にしっかりしまいこまれたシャツ。ジーンズなのに、おっさんのような黒の革ベルト〉。そう、イカ京とは「いかにも京大生」の略なのだ。 学生時代、イカ京を見つけるのが得意な女友達がいた。「ジーンズが(色落ちした)ケミカルウオッシュ。ここは絶対外せない」。ただしこの言葉、むしろ他大学の人が使っていた。「昨日の合コンどうやった?