電子書籍サービスで変わる大学図書館の業務と展望<報告> 2014年6月26日と27日の両日,オーストラリアのブリスベンにおいて,アジア・オセアニアの大学図書館員や研究者を対象に,エルゼビア社主催のeBooks Forum 2014が開催された。今回はChallenging the “norm”? Future Directions for eBooks(“規範”への挑戦:電子書籍の将来展望)をテーマに,日本,オーストラリア,ニュージーランド,カナダの大学図書館の事例報告や,エルゼビア社による取り組みの説明が行われた。本稿では,利用者のリクエストによって購入を決定するPDA/DDA(CA1777,E1310参照)による電子書籍のコレクション構築,および電子書籍の発見可能性(discoverability)とディスカバリーサービス(CA1772,E1563参照)について紹介する。 1. PDA
少し前の話になりますが、大学生の読書時間が減っているという生協の調査のニュースがあり、いくつかのニュースの中では「学生の本離れ」、「スマホの普及で読書時間減少」といった説明がされていました。*1 それを読んだときは「なんかわかりやすすぎるなぁ」ぐらいの感想だったのですが、その後、折よく文科省の学術情報基盤実態調査*2の平成25年度版が公表され、その中で大学図書館の貸出冊数を調べられることに気づいたので、ちょっとどんなものか調べてみようかなと思いました。 ということで、学術情報基盤実態調査をもとに、国公私それぞれの平均年間貸出冊数の推移をグラフにまとめたものがこちらになります。*3 グラフ内の凡例ABCDは、大学の規模を表していて、A: 8学部以上、B: 5〜7学部、C: 2〜4学部、D: 単科大学となっているようです。 このグラフをもって、冒頭の「学生の読書時間が減っている」というお話に反
ICU(国際基督教大学)の図書館で、「誰も借りてくれない本フェア」が開かれているという。 本日から展示「誰も借りてくれない本フェア」始まりました! そう、ここに並んでいるのはICU図書館に納品されてからこのかた、誰にも一度も借りてもらってない本たち!あまりに哀しすぎる企画です(;∇;) 6月16日~7月4日 まで開催中! pic.twitter.com/F1vXZM3ei6 — ICU図書館 (@ICU_Lib) 2014, 6月 16 確か、大谷大学図書館でも同じような企画が上がったことがあると聞いた。 もっとも、谷大ではこの企画はボツになったらしい。 それというのも、理由がいくつかある。 大谷大学では、ここに上げられているような新書や選書は、(1階の)開架に配置されることがほとんどなので、その対象になる本がかなり限られるということ。 大学の性質からして、図書の利用は、館外貸し出しではな
北海道情報大学が、4月から電子教科書を本格的に導入し、1.2年生全学生900名にiPadを無償貸与したことを発表しました。10科目の授業で電子教科書が導入され、京セラ丸善システムインテグレーションが提供している電子書籍配信サービス”BookLooper”から、丸善出版をはじめ、理系専門出版6社の10タイトルが使用できるとのことです。 北海道情報大学が道内の大学で初めて電子教科書を本格的に導入――1・2年生の全学生に「iPad」を無償で貸与(大学プレスセンター, 2014/5/27) http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=6545 北海道情報大学、電子教科書を道内大学で初めて導入~全学部1、2年生900名を対象に10タイトルをiPadで提供~(京セラ丸善システムインテグレーション
丸善と京セラ丸善システムインテグレーションは、大学図書館向け電子図書館サービスを6月から提供開始。「Maruzen eBook Library」のコンテンツ約1万2000タイトルを用意している。 丸善と京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は、大学図書館向け電子図書館サービスを6月から提供開始する。 同サービスは慶應義塾大学、大阪大学、神戸大学、東京大学、名古屋大学、奈良先端科学技術大学院大学、福井大学、立命館大学という8大学合同の「大学図書館電子学術書共同利用実験」に提供したもの。利用者は電子書籍配信サービス「BookLooper」を活用し、電子図書館から借りた書籍や講義資料、所有している電子教科書などの一元管理が可能となる。 コンテンツは学術・研究機関に特化した電子書籍閲覧サービス「Maruzen eBook Library」に搭載された約1万2000タイトルを用意しており、
北京大学図書館は3日から4日まで図書館が所蔵する「大倉文庫」の善本展示会を行い、日本から買い戻した2万冊以上の中国古書を展示しました。 去年、北京大学は1億人民元を拠出し、日本から2万冊余りの「大倉蔵書」を買い戻しました。これについて中央文史館の袁行霈館長は、「これは中国がこの100年以上の間で初めて海外から大量に中国の古書を買い戻したものだ」と述べました。 北京大学図書館によりますと、買い戻した大倉蔵書は合わせて931類2万8143冊にのぼり、そのうち、中国の古書が716部2万6260冊、日本の古書が187部2546冊、朝鮮の古書は1部2冊含まれるとのことです。これらの蔵書の中には経・史・子・集という中国の古典4分類の古書が全てそろっています。特に、翰林院に保存されていた『四庫全書』の進呈本も含まれていますが、関係者によりますと、『四庫全書』は戦乱で失われ、残存する進呈本はわずか300種
Campusは4月16日、大学生を対象とした「cacico テキスト」を公開した。本サービスでは、新品・中古の教科書をAmazonのオンラインショップ上で安価に購入可能。教科書は全国の主要大学約80校で使用されている1万冊以上を用意しており、学部・学科・学年・講義名・担当教員名などから検索できる。 関連記事 全国初、近畿大学が教科書販売を完全インターネット化 完全インターネット化により、教科書購入の際に掛かる負担が軽減。スマホからの注文にも対応している。 教材のデジタル化、その課題と挑戦――教科書出版の老舗、東京書籍がACCESSと協業のワケ よく「電子教科書」「デジタル教科書」と言われるが、厳密には「教科書」ではない――教育現場で利用されている教材の電子化は、さまざまな課題が山積している。教科書出版の老舗、東京書籍がACCESSとともに発表した電子教材のビューワが業界に投げかける意義とは
平成26年3月20日(木)に慶應義塾大学三田キャンパス東館G-Sec Labにて開催した公開シンポジウム「電子学術書の現在と今後」の使用スライドを公開します。 当日は7本の成果報告と今後への展望に関する3本の発表がありましたが、一部に公開準備中のものがあります。準備が整い次第、順次公開する予定です。 以下からご利用ください。 ※印刷する場合は、リンク先の画面左上にある矢印からダウンロードしてご利用ください。 実験の到達点(成果報告) 1. 鳥谷 和世(神戸大学附属図書館) 「図書館資料の貸出分析」 2. 入江 伸(慶應義塾大学メディアセンター) 「図書館資料の受入(購入)分析」(準備中) 3.加藤 淳一(名古屋大学附属図書館) 「8大学共通実験の報告」 4.石田 英敬(東京大学附属図書館副学長) 「電子学術書共同利用実験 報告 : 東京大学における授業利用実験『重ね書きの教室』」 5.湯浅
11月26日、附属図書館ライブラリーホールにて「知的書評合戦 ビブリオバトル」が開かれた。ビブリオバトルとは、数人がお気に入り本を持ち寄って紹介し、一番読みたくなった本を投票によって決める、というもの。この企画は附属図書館が開く一連の企画「アカデミックに経済を読む:複眼的でグローバルな視点をどう獲得するか」の一環。 発表者は学生や図書館職員などで、会場には20人ほどの聴衆が集まった。プレゼンで発表されたのは、黒木亮著『排出権商人』、永田千奈ら共著『未来を変える80人』、小島寛之著『容疑者ケインズ』などテーマ通り経済関係。『経済からの脱出』を紹介した学生は、自身が経済に対し苦手なイメージを持っていたことを打ち明け、貝貨や臓器移植など経済人類学に関連する本書の魅力を訴えた。5分間の本の紹介と2分間の質疑応答が設けられ、時たま時間を超えることも。ビブリオバトルは輪読とは異なり、いかに書籍の魅力を
404 File not found. お探しのページは、ご覧になっていたページからのリンクが無効になっているか、移動もしくは削除された可能性があります。 東北学院大学トップページ サイトマップ
附属図書館では、第1回「青空文庫表紙コンテスト」を、下記の作品募集要項の通り、開催いたします。 本学学生の皆さんの、たくさんの応募をお待ちしています。 (作品募集要項) 【募集内容】 下記の「募集対象作品」に挙げた①~③の文学作品のうち、どれかひとつを読んで、他の人がその作品を読んでみたくなるような表紙イラストを作成してください。 【募集対象作品】 ①『うた時計』(著:新美南吉) ②『雪渡り』(著:宮沢賢治) ③『君死にたまふことなかれ』(著:与謝野晶子) → 上記の作品は、指定の学内共有フォルダ内にデータがあります。また、Webサイト「青空文庫」からも無料でダウンロードが可能です。 【応募資格】 本学学生 【応募規定】 A4判用紙1枚(用紙の向きは縦、横を問わない)。手書き、電子データ(Windows環境で読み込める形式であれば可)どちらでも可。別添の応募用紙(下記)に必要事項を記入の上
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く