UWの日本研究の教員及び学生の多くは、アジア言語文学科か、ヘンリー・M・ジャクソン国際関係学部(以下、ジャクソンスクール)に属し、UBCの場合は、アジア学部やアジア研究所に所属している。これ以外の学部に所属し、日本関係の研究を行っている学生も 若干名いるが、正確な学生数等は不明である。日本語資料は、各図書館の分館である東アジア図書館(UW)とアジア図書館(UBC)が、所蔵・サービスを行っている。両大学図書館とも電子化作業を担当する部署であるデジタル・イニシアティブスを持ち、今回の作業も、ここで行った(5)。 3.UWのハイブリッド展示 “Take Me There : Maps and Books from Old Japan” (6)(以下、“Take Me There”)は、2014年5月1日から6月5日まで、UW図書館本館ロビーで開催された展示である。この展示は、シアトルのタテウチ
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