パーソナルメディア株式会社が、中国の字書『康煕字典』をiPad用の電子書籍として発売開始しています。プレスリリースによると、『康煕字典』は現在国内の出版社からは販売されておらず、手軽に利用できる電子書籍版として開発したとのことです。 漢字の活字字体の典拠『康煕字典』のiPad用電子書籍を新発売(2010/12/2付けプレスリリース) http://www.personal-media.co.jp/book/press/ipad_kokidic.html
慶應義塾大学メディアセンターは、学術書のデジタル(電子書籍)化と特定利用者への提供を試みる実験プロジェクトを立ち上げた。今年12月15日から2012年3月31日まで実施する。 著作権の残っている日本語の学術書を著者の承諾のもと、出版社と協力してデジタル化し、これらを閲覧・貸出できるサービスは、日本の大学では初めての試み。 本実験プロジェクトでは約2000冊を目標に、図書館蔵書を中心とする人文・社会・自然科学系学術書をデジタル化。慶大に所属する学生や教職員を対象に閲覧・貸出を行う。 メディアセンターの提供する資料のうち、新聞を除いて日本語の学術資料の電子版がほとんどなかったこれまでの状況を改善し、大学図書館で使える日本語の教育用電子学術書の利用促進を目指す。 利用者は学習や研究などで使っている資料の一部を24時間、自宅からも利用できるようになる。また資料が貸出中で利用できないという状況も改善
この人は一言でいうと、国文学者にして司書。国文畑での業績はいさしらず、図書館史的には図書館の「日本的」論争の先鞭をつけた人。ただし、この人についての研究はまだない。森やうすけ氏いはく 大和資雄、「屠れ米英われらの敵だ! 分捕れ沙翁もわがものだ!」と唱へた英文學界におけるあの人物に圖書館界で相當するのが、増田七郎だと見做せるのではありますまいか(ちょっと烈しさが足りないけども) とぞ。 わくわくo(^o^o)ワクワク bio-bibliograpy 編年順 [ ]内は典拠文献の著者名と出版年 1905.4.29 新潟にて出生[履歴1944] 1918.4 東京高等師範学校附属中学校入学 [履歴1944] 1922.3 東京高等師範学校附属中学校第四学年修了 [履歴1944] 1922.4 浦和高等学校文科乙類入学[履歴1944] 「風の吹く日」『君と僕』(3) p.?-? (1923. 3)
最近、身近な人が病気になった。医学の知識なんてまったくない自分は不安で仕方がない。どんな病気で、どうやって治すのか、どのくらい危険なのか、注意すべきことは何か。得意でもないのに、情報収集というやつをやらなくてはならない状況に追い込まれた。 そんな素人による、医療情報探索行動の生きた実例と感想を述べてみる。まとまってないのは常のことながら、あまり具体的にテーマを書けないのは当事者ゆえの心理だと思いねぇ。 まずはネット。 病名でググってみる。かなりの数のサイトがヒット。だが眺めてみると、検索結果上位でも明らかに怪しげな代替治療や「病気の治る○○」の類が引っかかっている。誰もが不安に感じる問題だからこそ、怪しい情報も混じってきてしまう。もっとも、書籍でも状況は似たようなものだろう。 ドメイン指定やファイル指定での検索もしてみるが、今度は専門的な報告書や論文の類が出てきて、素人にはハードルが高い。
ル=グウィンのファンタジー小説「ゲド戦記」の翻訳家としても知られ、3月末に青山学院女子短期大学を退職する清水真砂子さん(68)の最終講義が1月29日、東京都内の同学院講堂で開かれた。 清水さんは本名の菅沼姓で1976年に同短大専任講師となり、89年から教授。「子どもの本」の可能性を柔らかな言葉で説きながら、「石井桃子論」(73年)を始め、時には現代のマイノリティーやフェミニズムの問題にも言及する先鋭的な児童文学評論を手がけてきた。 「『読む』という不思議」と題した講義では、「子どもにかかわる人はうんと子どもで、うんと大人でないと」と語った児童文学作家の瀬田貞二の言葉や、光を与えてくれたという自身の幼少時の読書体験を交え、物語の力や児童文学の意義を改めて強調した。「光を求めてやまない子どもたちが、ついに『どうせ』と希望を放棄してしまうことがある。そう言わせてしまうのは大人の責任で、最もモラル
この時期になると大学生向けに読むべき100冊みたいなリストが出回る。 あんなリストを真に受ける人も少ないだろうが……はっきり言って悲しくなるくらいお粗末だ。 ずらっと並べられた古典名著。あまりに埃の被ったラインナップにがっかりする。 こういった学問には「原書病」とでも言うべき、くだらない風習が根強く残っている。 原典や本文を極度に重視するのは不健全だ。それ自体は面白いとしても、その後発展と整理を経て洗練されている。 歴史的興味以外であえて出発点に戻る価値はすごく小さい。そんなところに本当の「教養」は存在しない。 難解で時代遅れな文章と格闘したって、趣味以上のものにはならないし、考える力は湧いてこない。絶対誤読するし。 そこで本当に頭を強くしたい人が読むべき書籍リストというものを作った。 これは単なる学問という空気に浸ってみたい人が読むものじゃなくて、日常に根ざした本物の力を分けてくれるもの
2009年 12月 18日 Scienceが推薦していた子供から若者向けの科学本 (日本語のものも!) 12月11日のScienceにあった本の紹介記事を見落としていました。Scienceには毎週書評が載っていたと思うのですが、基本的に専門家あるいはせいぜいが大人向けの科学本のようです。 この週に紹介されたのは、子供達へのクリスマスプレゼントにどうですか、ということで幼児向け(4年生まで)、それよりちょっと大きな子向け(5-8年生)、そしてヤングアダルト向け(高校生)のものです。 (C) photoXpress 推薦しているのは 2010 Science Books and Films Prizes for Excellence in Science Books (2010年度の「優れた科学に関する本と映画に与えられる賞」)の最終選考に残ったものだということです。 幼児向け Living
第1回ARGフォーラム 「この先にある本のかたち-我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」 http://sites.google.com/site/argforumsite/home 行ってきましたのでレポートをば。 他にもレポートは既に多く上がっています。 みんな仕事早いねえ。 しかし今回のレポートは我ながら長い。9000字も書いてるw 眠気を誘うと思われますので、 寝る前に読むことをお勧めします。 Twitterでもいろいろ面白いコメントが流れていたようですが、リアルタイムではイーモバイルがうまくつながらなかったため確認できておりません。一般の率直な感想はそっちを見た方がよさそう。 以下●のパラグラフがどろぶね個人のコメントです。なにやらえらく哲学的な部分がございます。 ☆基調報告:長尾真(NDL館長) 本が解体されて、目次・パラグラフレベルで扱うようになるという話と、デジタル化時代
ケンブリッジ大学出版部が、同大学の図書館の蔵書から学術的価値が継続している図書をデジタル化し再出版するプロジェクト“Cambridge Library Collection”を行っています。ダーウィンの著作やシェークスピアの研究書など、1780年代後半から1900年台前半までの著作権の保護期間が満了している絶版の図書の中から、研究者や学生らの関心の高いものを選び出して、オンデマンド方式で世界中の読者に販売するようです。 Books of enduring scholarly value(Cambridge University Libraryのニュースリリース) http://www.lib.cam.ac.uk/newspublishing/index.php?c=#news124 Cambridge Library Collection http://www.cambridge.org/
ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)読者のみなさま。 以前に簡単に案内させていただきましたが、本日発表できることとなりました。 来る8月17日(月)に国立国会図書館長の長尾真さん、慶應義塾大学の金正勲さん、ジャーナリストの津田大介さん、起業家・ブロガーとして名高い橋本大也さんをお招きして、第1回ARGフォーラム「この先にある本のかたち−我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」を開催します。 2009-08-17(Mon): 第1回ARGフォーラム「この先にある本のかたち−我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」 (於・東京都/学術総合センター 一橋記念講堂) http://sites.google.com/site/argforumsite/ ※上段左から長尾真さん、下段左から金正勲さん、津田大介さん。橋本大也さん 参加無料です。なお、事前登録制となっています。参加は先
HOMEお知らせARGが予告、第1回ARGフォーラム「この先にある本のかたち」(仮題)(2009-08-17(月)、於・東京都/一橋記念講堂) ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) – ブログ版記事、東京国際ブックフェアで「国会図書館のデジタルアーカイブ構想とGoogle問題」を拝聴/8月17日(月)イベントのことの最後で、詳細は未定と断った上で、 第1回ARGフォーラム「この先にある本のかたち」(仮題)(2009-08-17(月)、於・東京都/一橋記念講堂) が予告されています。 【おそらく長尾真さんにご登壇いただく形】で【出版産業の関係者が参加しやすいように、あえて神田神保町で、かつ大概の出版関係者はお休みの時期に設定し】たようだ。 詳細は不明だが、出版関係者は参加必須だろう。岡本さんの「academicweb.jp構想」も何らかの発表があるのではなかろうか。今か
御葉書をいただく。(まだお読みいただいていないそうですが。) 「入門書はひとりでかくべきものであり、それを実行したあんたは偉い!!」 ありがとうございます。小田中先生も ライブ・経済学の歴史―“経済学の見取り図”をつくろう 作者: 小田中直樹出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2003/10/01メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 34回この商品を含むブログ (40件) を見る歴史学ってなんだ? (PHP新書) 作者: 小田中直樹出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2004/01/01メディア: 新書購入: 6人 クリック: 42回この商品を含むブログ (76件) を見るをひとりで書いておられますね。 でも義理としがらみに負けて?西洋経済史学 作者: 馬場哲,小野塚知二出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2001/08メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含
学術出版の現在――様々なネット活用事例 学術出版の側も手をこまねいているわけではない。一部ではインターネットの活用事例が目立ちつつある。たとえば、ブログの機能を生かして情報ハブ化したサイトを構築している笠間書院(注13)はその代表的な事例だろう。 また、前出の加藤哲郎や二村一夫のインターネットでの仕事を学術書として刊行した岩波書店のように(注14)、インターネット上の学術的営為を元に学術書を刊行する事例も散見される。学術雑誌では、ネット版論文誌『リテラシーズ(注15)』を創刊したくろしお出版や、『英語青年(注16)』という歴史ある媒体を紙版からネット版へと転換した研究社のような出版社もある。 さらに見過ごせないのは、既存の出版社とは異なる学術出版活動の担い手の登場だ。その担い手とは、すでにみた研究者個人に加えて、大学図書館である。京都大学学術出版会の協力を得て京都大学附属図書館が実施してい
はじめに 巨大な対象の全貌を見通すには、対象から距離を取らなければならない。21世紀になってからの7年という期間は、20世紀という巨大な対象の全貌が姿を現すのに十分な時間であったかどうかは分からないが、20世紀にはどのような著作が出版されたのかを纏めてみようと私が思い立ったのは、著作の被引用数、すなわち任意の著作が他の著作にどれだけ引用されているかが、Google Scholarを用いて調べられることが分かったからである。この小論の目的は、被引用数という指標を用いて、20世紀の文系学術書のランキングを作ることである。以下には、「文系学術書」という限定が必要であった理由を記そう。 ある著作の被引用数という指標は、その著作が学術の世界でどれだけ影響力があったかを客観的に知る手がかりになる。被引用数という指標は、引用し、引用される著作のネットワークの中で、任意の著作がどのようなポジションにいる
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く