福島県は11日、磐梯町の「榮川酒造」が製造した日本酒約6千本について「乳酸菌による白濁がある」として、同社が10日から自主回収を始めたと発表した。健康に影響はないが、風味が損なわれているという。 同社と県によると、回収を始めたのは8月製造の「特醸酒榮川(エイセン)」(1.8リットル)で、商品記号は「21・08AVB」。8月から福島や東京など9都県の卸売業者に出荷した。 先月、購入した客から「白くなっていて、酸味が強い」との苦情が寄せられて発覚。同社はボイラーの不具合で加熱殺菌が不足したのが原因としている。 問い合わせは同社お客様相談室、電話0242・73・2300。