「生きてきた中で１番しんどい…」 就活中の県内４年生、不安と焦り ｜下野新聞「ＳＯＯＮ」

「生きてきた中で、今が１番しんどい」。秋を迎えてもなお、就職活動を続ける県内の大学４年生たちは、苦悩の色を深めている。既に３年生の就職活動が始まる中で、不安と焦りが募る。大学側は、個別相談を強化するなど対応を急いでいる。 宇都宮大国際学部４年の女子学生（21）は「もう就職活動を始めて１年になる。面接で落ち続けるのは、自分を否定されるのと同じで、精神的にきつい」とため息をつく。 得意の語学を生かしたいと、航空会社やホテルなど30社以上の採用試験を受けたが、いずれも不採用だった。 母親から「まだ就職が決まらないの？」と聞かれるのが、大きなプレッシャーになる。１日に２社を回ることもあり、手帳は面接の予定でびっしりと埋まっている。 仲の良いグループ９人のうち、内定が出ているのは３人だけ。「私みたいな人はたくさんいる。留年して、一から出直すことも考えている」と話した。 県農業大学校２年の男