東日本大震災から半年を迎えた11日、政府は大震災復興対策本部と緊急災害対策本部、原子力災害対策本部の合同会合を首相官邸で開き、野田佳彦首相は「原発事故の収束の闘いは道半ばだ。事故収束なくして日本の信頼回復はない」と強調。津波などの被害について「大自然のエネルギーを超えて、官民挙げてのもっと大きなエネルギーを被災地に投入しなければならない」と述べ、復旧・復興への決意を示した。 台風12号の豪雨災害でも、首相は「復旧に万全を期していく」との考えを示した。 会議にはほぼ全閣僚が出席し、3月11日の大震災発生時刻にあたる午後2時46分に全員が1分間黙とう。震災の犠牲者を追悼した。【中井正裕、笈田直樹】