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『希望は絶望のど真ん中に』 ごまかしのない言葉紡ぐ - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
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芸能・文化 『希望は絶望のど真ん中に』 ごまかしのない言葉紡ぐ2011年9月11日 Tweet 『希望は絶望の... 芸能・文化 『希望は絶望のど真ん中に』 ごまかしのない言葉紡ぐ2011年9月11日 Tweet 『希望は絶望のど真ん中に』 むのたけじ著 岩波新書・735円 2006年ごろから、「『夜が朝を産む』ように絶望のど真ん中にこそ希望は実在する」と言い続ける著者が、この8月中旬に新書版2冊を世に送り出した。本書と「詞集たいまつVI」(評論社)である。結論を先に書くようで申し訳ないが、「本書は人類宛のラブレターで、主題は『みんなの問題にみんなで取り組もう』という合作の呼び掛け」と記す。一貫しているのは他者に対する敬いと言葉の持つ重み、自立と自律そして自助、コミュニケーションであろう。 97年目の人生を歩んでいるむのたけじさん。21歳で身を投じたジャーナリストとしての75年に及ぶ体験を土台に、現代社会に横たわる課題を6章に分けて提示している。が、解決への実践の手だては一切示していない。と言えば味も