自民党の高市早苗政調会長は12日、NHKの番組で、麻生太郎副総理ら安倍晋三内閣の閣僚による靖国神社参拝に中国や韓国が反発を強めていることに対し「閣僚の参拝をここでやめたら終わりだ。国策に殉じて命をささげた方をいかに慰霊するかは内政の問題だ」と述べ、国外からの批判は筋違いだと訴えた。 過去の植民地支配と侵略を認めた平成7年の「村山談話」の中に「国策を誤り」とのくだりがあることに触れ「当時、日本が資源封鎖されてもまったく抵抗せずに植民地となる道を選ぶのがベストだったのか」と指摘した。 村山談話については、菅義偉官房長官が10日の記者会見で「(談話)全体を歴代内閣と同じように引き継ぐ」と述べ、安倍内閣も継承する方針を示している。靖国参拝批判に首相「わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」