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ブックマーク / miyagi.no-blog.jp (32)

  • なごなぐ雑記: 沖縄にも内務省はRAAを作ったと、橋下は歴史を創造する。

    沖縄にも内務省はRAAを作ったと、橋下は歴史を創造する。 橋下が「慰霊の日」に沖縄に来て、招待もされていないのに警備上の都合とやらで招待席に座っていたことは既に触れた。その後、下地幹郎らのグループが主催する講演会で何やらしゃべったらしいことが報道されていたが、琉球朝日放送のニュース動画でその中身を知り、私は愕然とした。 * 2013年6月24日 18時45分 橋下代表 「他国の歴史の指摘も必要」(琉球朝日放送) http://www.qab.co.jp/news/2013062444217.html - 橋下代表「(当時内務省は)特殊慰安施設協会を作って沖縄にも置いた。沖縄県民の女性がその多くの女性や子供たちを守るために、まあある意味防波堤みたいな形になってそこでい止めてくれる。(略)それを米軍が利用していたことも事実。」 -*特殊慰安施設協会wikipedia. http://bit.

  • なごなぐ雑記: 「オール沖縄」で「県外移設」という誤謬

    「オール沖縄」で「県外移設」という誤謬 沖縄の大多数が普天間基地の県内移設に反対しているという事実に、よけいな雑音を入れたくないので少々気が重いが、「オール沖縄」で「県外移設」という言葉に疑義を差し挟んでおく。 ■ 「オール沖縄」という語は抽象的で、異論がある沖縄の人々からは全体主義的で自らが黙殺されているようで息苦しい響きすらあるだろう。叶えられるはずのない「条件」付で名護市や沖縄県が、辺野古への新基地建設を容認していたときの名護市議会での議論のやるせなさを思うと、立場は違えど気持ちについては十分理解できる。問題は私という主観性を度外視してある「オール」なんとかにあるわけではない。 「オール沖縄」で「県外移設」というときの「オール沖縄」は何を指しているのだろう。人によっては世論調査の結果や、自治体議会の決議や首長の意思の賛否の過多を指すだろうが、それだって移ろいやすい。 いろいろ考えたが

  • なごなぐ雑記: 地中からドラム缶

    地中からドラム缶 敬愛するzuさんが、私にではなく、特定の誰かにでもなく、私とのやりとりのなかで言った。Tweetするなはてブ(経由)しろ facebookするなブログ書け名言だなぁ と思ったのでここに記しておく。 * 沖縄市のサッカーグラウンドの芝生の張り替え工事で、地中からドラム缶が出てきた。新聞の社会面の地味な扱いでネットでのアップも他の記事の中で一番遅い部類だった。私は最初から、これはすごいニュースだ。大変なことになるとツイッターや諸々にニュースを流したが、ドラム缶にダウ・ケミカル社名が印字されていたことで、すわ枯葉剤か?と状況は深刻になっている。 サッカー場主管だからと沖縄市教委が調査するだかの話になっているようだが、こんなもん、どれほどの規模で地中投棄されているのかもわからないし、どのように危険な化学物質が出てくる(潜在している)かもしれない、自治体の教委でできる話ではない。国

  • なごなぐ雑記: 「本土の沖縄化」について

    土の沖縄化」について 「土の沖縄化」という言葉(ツイッターでみかけたのだが、いちいち出典は探さない)が気になるので、少し考えたことを記しておく。 この言葉には歴史がある。1972年の米国から日国への施政権返還前後にも「土の沖縄化」という言葉は流通した。大江健三郎『沖縄ノート』(1970)にも、「土の沖縄化」という言葉への言及がある。 日米安保条約の再定義や諸々が行なわれる時にも折にふれて「土の沖縄化」という言葉が、人々の口を突いて出てきた。沖縄の米軍基地/訓練の土移転に際しても「土の沖縄化」という言葉は使われる。 大阪の八尾市にある八尾空港に米海兵隊のオスプレイ訓練を受入れるなどという思いつきを維新の会という政党の幹部が喋ったものだから、そのことに対して、またぞろ「土の沖縄化」という言葉が私如きの目にも触れる。 まず、この維新の会の発言は、単純な思いつきレベルを超えない

  • なごなぐ雑記: 「沖縄は日本から独立したほうが幸せではないのか」について

    「沖縄は日から独立したほうが幸せではないのか」について 通販生活2013年春 - 1月5日、上記の画像をFacebookで知り、下記コメントを附してシェアした。■ このような問いが「米軍基地を土に戻す方法」として思い浮かべたということが真実なら、土のあなた方には在沖米軍基地を受け入れる余地があるということではないの。…とおもうんだけど、ちがうかなぁ。 おそらく日のマジョリティに事態の深刻さ(自らの無関心と右傾化)への警鐘という意味でつくったコピーだろうけど、切断され客体化され疎外される沖縄としては、なんだかなぁと思う。 ■私は「通販生活」という雑誌の読者ではない。しかし「普天間」や「福島」についてラジカルで良心的な記事を組み上げ続けている媒体だとの情報は得ているし、そう思っている。そのような先入見があるもんだから、「警鐘」と捉えようとするが、どうも違うような気がする。私も日語で読

    wackunnpapa
    wackunnpapa 2013/01/06
    ↓北海道に米軍基地を移転する話は検討されていたらしいですよ。苫東開発の跡地が候補に上がっていたようで。
  • なごなぐ雑記: 安倍総裁の「辺野古移設」方針について

    安倍総裁の「辺野古移設」方針について 自民党の安倍総裁が「辺野古移設」を進める方針に言及した。 -毎日新聞 12月21日(金)19時55分配信 自民党の安倍晋三総裁は21日、山口県庁で記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「基的には(名護市)辺野古に移設して いく方向で地元の理解を得るために努力していきたい」と述べた。自民党政権時代に米国と合意した辺野古への県内移設を進める考えを衆院選後初めて示した。 一方、原発新設を認めないとした民主党政権の方針は、もう一度見直す考えを明らかにした。 普天間移設の問題の見通しが立たないうちに、米軍厚木基地(神奈川県)から米軍岩国基地への空母艦載機移転は認められないという山口県の方針について安倍総裁は「全体のパッケージが動いていなければ受け入れるのはどうかという気持ちになるのは当然」と、理解を示した。 中国電力(広島市)が同県上

  • なごなぐ雑記: 辺野古アセスの最終である「補正評価書」について

    辺野古アセスの最終である「補正評価書」について ■ 2012年12月18日。沖縄防衛局はまたしても姑息に、環境影響評価に係る膨大な書類を沖縄県庁に不意打ちで運び入れ逃げていった。―ー姑息、不意打ち、逃げていった。搬入5分前に突然連絡し、職員20名でさっさと運び入れる行為はそう呼ぶしかない。沖縄防衛局のある嘉手納町から那覇市泉崎の県庁まで5分で移動できない。5分前の連絡はかなり意識的に5分前である。姑息な意図が見えて透ける。 ⇒沖縄タイムス2012.1218 ■ 運び込まれた膨大な書類は、辺野古への新基地建設の環境影響評価の書類である。私は「評価書」に出された知事意見に基づき「修正」がなされた書類かと錯誤していたが、運び込まれた書類は環境影響評価手続きの最終結果になる「補正書」だという。環境影響評価法の手続きでは、最終段階で環境大臣が意見を出すことが「できる」という位置づけがあったはずだが、

  • なごなぐ雑記: 『普天間を封鎖した4日間』

    『普天間を封鎖した4日間』 の紹介です。 下記は出版社のサイトからのコピペ 〓 普天間を封鎖した4日間 2012年9月27日~30日 宮城康博・屋良朝博 著 ●四六判 112頁 ●2012年12月1日発行 ●体価格1100円 ●ISBN 978-4-87498-498-7 沖縄中の“怒り”をよそに、10月1日、沖縄に強行配備されたオスプレイ。直前の9月末、普天間基地のゲートは大型台風が直撃する中、市民による座り込みで「封鎖」された。 現場に立ち会ったジャーナリストが克明に記録した4日間の「普天間ゲート封鎖」を、再現する!! 〓 10月28日に高文研の編集者・山さんからメールをいただき、なごなぐ雑記の普天間封鎖に関わる記事をキャッチボールしながら整形し、現場で知り合った宮里洋子さんの大量の現場写真(洋子さんはプロのフォトグラファーではなく、座り込みに主体的に参加する市民のひとりです。彼

  • なごなぐ雑記: 9.9沖縄県民大会以後についての私見

    9.9沖縄県民大会以後についての私見 更新を止めていた間に、あっちこっちに散らかしていた断片(比較的まとまっているもの)を拾い集めて放り込んでいる。なかなかイマに追いつかないが、だからなんだというレベルのことで不都合もなにもない。ぼちぼちとやっていく。 〓 オスプレイ配備に反対する「9.9沖縄県民大会」があった。私は、日政府によるオスプレイ強行配備は必至だと思っている。その強行に対して、沖縄はどう対峙するのかが問われている。 沖縄県の全市町村議会がオスプレイ配備に反対する意見書を可決している。地方自治法第99条に基づき「日国政府及び国会」に対する沖縄の意思は明確に示されている。かかる事態にも関わらず、日国政府が米海兵隊の沖縄へのオスプレイ配備を強行させるということは、沖縄には憲法に規定された「地方自治」も、地方自治法に規定された地方公共団体の責務も、日米安全保障条約で日米両政府が許容

  • なごなぐ雑記: 沖縄から政治考

    自民党は次期衆院選公約のたたき台となる「国家戦略部」報告書で、普天間の辺野古移設推進の方針を示している。(7.23琉球新報) 新聞記事を読んだだけだが、日米地位協定についても「運用改善」どまりで旧態然、安全保障分野での自民党と民主党の違いはみえない。 二大政党制、政権交代、ここ数年の政治的喧噪からは、大山鳴動ネズミ一匹出てこないどころか雨降って地固まる如くダメさ加減の深まりしか感じられない。普天間飛行場に対する自民党沖縄県連の政策は「一日も早い普天間飛行場の危険性の除去、県外・国外への移設を推進」である。公明党も民主党も似たり寄ったりで、政党部の政策と沖縄支部の政策は目も当てられないねじれをみせている。 鳩山首相が辺野古回帰したときに、なんらアクションを起こせなかった民主党県連。私は憤りにまかせて「いまカッコつけないで、いつカッコつけるというのだ」とブログに書いた。現在も状況は何ら変わ

  • 2011年3月8日 琉球新報 朝刊3面掲載 「メア氏講義メモ(日本語訳)全文」(PDF)

    【2011 年 3 月 8 日 琉球新報朝刊 3 面】 ケビン・メア米国務省日部長(前在沖米総領事)昨年 12 月、米国務省内で大学生に対して行 った講義を記録したメモの全文は以下の通り。 メア氏講義メモ(日語訳)全文 私は2009年まで在沖米国総領事だった。日にある米軍基地の半分は、沖縄にあると言わ れているが、その統計は米軍のみが使用している基地だ。もし日自衛隊と米軍が共同使用し ている基地を考慮すると、沖縄の基地の割合はかなり低い。議論になっている在沖米軍基地は、 もともと田んぼの真ん中にあったが、今は街の中にある。沖縄人が、基地の周囲を都市化し、人 口を増やしていったからだ。 在沖米軍基地は地域の安全保障のために存在する日米安保条約下の日の義務は基地のために 土地を提供することだ。安保の下での日米関係は不均衡で、日にとっては有利だが、米国にと っては損失だ。米軍が攻

    wackunnpapa
    wackunnpapa 2011/03/08
    あとで読むこと>自分。 / 読んだ。何を期待している/いたんだろう,このひとは。「知日派」がこのレベルでは,USAの普通の人々の対日認識や如何(嘆息)。
  • なごなぐ雑記: なごなぐ敬白

    謹啓 なごなぐ雑記を始めた当初は、沖縄県そして名護市が政府と共に新基地建設を推進している状況でした。問題点の惨さをどうにか発信していかなければと、拙い思考と文章と落書きで手探りしてきました。市議選挙で落選し公的立場を離れて後も、政権交代に一縷の望みを託し自民党政府への批判に尽力しました。 名護市を離れて三年余になりますが、その間に政権交代があり、名護市も基地建設に反対する市長が誕生しました。 97年の市民投票の結果が裏切られることで私が火だるまになってこだわってきたことは、名護市という地方公共団体が市民の意を受け「反対」を明確にしたことでひとつのメルクマールを超えました。「なごなぐ雑記」に私が付与していた役割も然りです。 私が書ける新基地建設の問題点などは、すでに過去エントリーで書き尽くしました。なごなぐ雑記を終えることにします。終えるといっても可能な限り、過去エントリーが参照できるよう放

  • なごなぐ雑記: 『英霊か犬死か―沖縄から問う靖国裁判』

    我が家には小さなテレビがあるにはある。いつもは電源もアンテナの線も外され放置されている。もちろんアナログである。おそらくデジタルテレビなど購入しないと思う。2011年7月から我が家はテレビ放送と無縁になるだろう。 年に数回しかつけないテレビをセッティングして、番組が始まるのを待った。2010年10月2日午前10時。久しぶりに視たテレビのドキュメンタリー番組。沖縄の地元の放送局、琉球朝日放送(QAB)の制作した『英霊か犬死か―沖縄から問う靖国裁判』。感想を少しだけ記しておく。 死者を英霊とすることに至高の価値を見出す人々からすれば、犬死という言葉はあまりにも挑発的で侮蔑的で耐え難いものだろうと思う。死者を英霊と呼ぶか犬死と呼ぶかは、生きている者の行為であり、呼ばれる死者はすでに死んでいる。 テレビカメラの向こうで「沖縄靖国裁判原告」の人々が発する「犬死」という言葉は「沖縄戦」の実相に迫るキー

    wackunnpapa
    wackunnpapa 2010/10/05
    一方で戊辰戦争の敗者の側の戦死者は,靖国に祀られてないのですよ。政治の都合で如何様にでも変容する合祀の「基準」たるや・・・・・・・。
  • なごなぐ雑記: 元気です

    拝復 この頃は、自ら何かを発信する気力なく、沈黙を友としています。 なんだかいろんなことが、繰り返しの中にあるような気がして、先に進まないことに対する焦燥感もありますが、私が焦ったところでなんになると小さく笑う日々です。 日国は政権交代してなお、沖縄の位置を変えることはできませんでした。沖縄とて、民主党県連は脳死状態、一部の人々が叫んでいた「自己決定権」と威勢はいいが具体性を欠く言葉はスローガンにすらなりえませんでした。社共と運動団体や諸個人が、知事選に向けて動き始めているようですが、現今の状況の中で県民にいかなるビジョンを示し支持を調達できるかはわかりません。 1997年に名護市民投票を行った際は、大田革新県政ですらが「名護市と国の問題」と逃げていました。あの状況のなかで、市民が示した一票一票をどのように受け止め、どのような未来を切り拓いていくのかが問われていましたし問われ続けています

  • なごなぐ雑記: 岡田外相対話集会で激白。海兵隊がグアム行って空っぽになっても普天間は、新基地建設なければ返さない。えっ?

    岡田外相対話集会で激白。海兵隊がグアム行って空っぽになっても普天間は、新基地建設なければ返さない。えっ? 先週末から昨日にかけて、ある「会議」に参加するため二泊三日で名護市にいた。岡田外相が名護市に来たり状況がドラスティックに動き続ける中での「会議」だったが、そのような状況とは決して無縁ではないテーマをめぐって、韓国や日、沖縄の研究者や活動家が話し合うとても有意義な「場」だった。「名護会議」と名づけられたその会議についての報告は後日改めて、拙ブログでも行う。 岡田外相が名護で行った「市民との対話集会」については、小説家の目取真俊さんがその全容をテープ起こしなされて自身のブログで公開している。とても貴重な記録である。ぜひお読みいただきたい。下記リンク先からはじまり、7まで続いている。岡田外相と「市民との対話集会」 全面公開 1市民と対話した、説明を尽くしたというアリバイのごとき「場」にしよ

  • なごなぐ雑記: 曳かれ者の小唄

    総理大臣をやめたひとが、役所の意思が固くて辺野古にアメリカの基地をつくることになったといったらしい。おそろしいことだ。(→毎日新聞 2010年6月12日 ) デモクラシーという言葉というか概念というか考え方があり、それにもとづく制度がある。あることになっている。日国民の投票で選ばれた国家議員で、国会の多数派が選び出した総理大臣が役所を動かせないということは、役所を動かしているのは誰なんだ。くだらん陰謀論が跋扈するのは、くだらん現実があるからでしかない。このあまりにものくだらなさは、おそろしいほどである。この国の主権者はidiotなのだろうか。 外務大臣をしているひとが、沖縄のひとびとが『やむを得ない』とおもう状況をつくるといっている。(→共同通信2010/06/09) こんなにもあからさまに、敵対され恫喝される沖縄のひとびとは、この国の主権者ではないんだろうか。沖縄は、はからずもこの国の

  • なごなぐ雑記: アリス・イン・ワンダーランド

    徒然なるままに 鳩山首相が沖縄を訪れた。「訪沖」と表現されるほどには、沖縄は日国に包摂された外地である。 他府県がすべて拒否するので、結局沖縄県内にアメリカ海兵隊の基地を造るというが、沖縄は他府県の人々より大いなる労力をかけて拒否の姿勢を示している。 海兵隊は有事の際(紛争地域にいる)日人救出のためにも役立つみたいなことを日国の外相が発言していたが、見事にスルーされていた。 鳩山首相を攻撃・口撃して、事態が好転するならそれも良しだが、問題は誰が首相になっても変わらない、変えることはできないと思われる「構造」にこそある。 その「構造」は見せかけであり、実態である。舞台に吊るされた紙でできた月は、月ではないが月である。登場人物たちは作者を探さない。 「抑止力」という名の興行に、沖縄は生贄として捧げられている。このサクリファイスは紛争の抑止ではなく、紛争の可能性維持のためになされる。 紛争

    wackunnpapa
    wackunnpapa 2010/05/07
    “政治的には冷静に「抑止力」の議論を深めなければならない。統治権力の側が、こんなにもグダグダなのを放置しているのは主権者の側にも問題がある。”
  • なごなぐ雑記: 状況に対する雑感

    誤解を招きそうだが、まったき個人の意見として、あまり整理もせずここに書いておく。 私は、鳩山首相やなんとかいう名前の官房長官の発言に、あまり怒ってはいない。かといって哀れんだり蔑んだりもしていない。 冷静に考えて、私が思うに追い込まれているのは日政府である。米国は地元同意がないプランに対しては交渉のテーブルにもつけない趣旨の発言をしているらしい。かっこつけやがってと思いもするが、日政府のほうが赤子と大人ほどレベルが違いすぎる。沖縄が、シュワブ陸上案や与勝沖埋め立て案で同意する道筋はない。 「少なくとも県外」と発言してきて、何ゆえにこんな出口に出るしか脳がないのか。不思議である。日政府は米国と、日国民が知らされていない決定的な「密約」を米国としているのではないかと疑いたくなるほどである。 「復帰」の際の「5.15メモ」などに明らかな、沖縄の米軍基地の自由使用などの日米合同委員会合意を

  • なごなぐ雑記: 沖縄対政府の尊厳をかけた政治闘争が

    人が日銭を稼ぐために汲々としている最中に、なんだか政治行政の世界はキナ臭い雰囲気に満ちている。 『沖縄論』の編著者である宮憲一氏は「沖縄問題は日問題なのである」という。『沖縄論』は、現実主義的理想を実現するための沖縄政策論であると同時に、鋭く『日論』として読み解かれなければならない。 戯れに『沖縄論』の帯に書かれた問いをひっくり返してみる。広大な米軍基地の存在と 沖縄振興開発政策は 日国に何をもたらしてきたか。 未来に向けて 日国はどう変わるべきか。 戦後日政治を支配した自民党から政権交代した民主党連立政権が、米海兵隊の普天間飛行場撤去に関し「県内移設」を選択しようとする現在。 これは『沖縄論』の帯に書かれた問いをひっくり返した問いに戻れば、日国は変わりきれないということなのだろう。この国の政治はどこか完璧に狂っている。 日国という「国家」が変わりきれなければ、沖縄という「

  • なごなぐ雑記: 「普天間移設」という呼称について

    快晴、休日、雑事で多忙中。少し休憩して雑記を記す。 今朝の新報朝刊の見出しにも「普天間移設」という文字が鎮座している。 新聞やメディアで、政治的社会的問題となっている案件について呼称が与えられる。呼称は名であり、名は実体を表象する。私たちは、その呼称を用いて、その案件について何か考えたり話したりする。 私は「普天間移設」という呼称に、不安と不満と、めまいのような感覚を覚えている。 13年前、それは「代替施設」と呼ばれ「海上ヘリポート」と呼ばれた。それから「県民の財産」と県知事に呼ばれ、「軍民共用空港」と呼ばれた。そうして2005年には日沖共同の詭弁(=「県民の財産」「軍民共用空港」)のメッキは日米両政府の決断により剥がれ、海兵隊の空・海・陸の「港」機能を備えた拡大総合基地になった。 そのような経緯を踏まえてなお、この案件を「普天間移設」と呼ぶのは政治的行為である。政府案の中には、「普天間飛