市民団体「ブラック企業対策プロジェクト」は25日、残業代不払いやシフト変更を強いられる「ブラックバイト」の実態を全国23大学の学生へのアンケートで調べた結果、約7割が不当な扱いを経験していたと発表した。 調査は各大学の教職員を通じて今年7月に実施し、アルバイト経験のある学生2524人から回答を得た。週20時間以上働く学生は約3割、会社の都合でシフトを変えられた経験があるという学生も約3割、残業代不払いは約1割が経験していると回答した。 同団体の今野晴貴共同代表らは「正社員が激減した店ではアルバイトが中心的な労働者として扱われ、学生が無理な勤務を強いられている」と指摘している。同団体は12月6日午後1〜5時に無料の電話相談を受け付ける。電話番号は0120・987・215。【桐野耕一】