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ベトナム戦争検証の米機密文書、４０年後の公開 : 国際 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
【ワシントン＝中島健太郎】米国立公文書館は１３日、４０年前のこの日、ニューヨーク・タイムズ紙が特報し、反ベトナム戦争に世論の流れを変えたとされる「国防総省機密文書（ペンタゴン・ペーパーズ）」の全体をウェブサイトで初公開した。 同文書は、泥沼にはまりつつあった米国のベトナム介入の検証を目的に、ジョンソン政権のマクナマラ国防長官が１９６７年に作成を命じた。文書作成チームの一人だったダニエル・エルズバーグ博士が７１年に同紙にリークし、歴代米政権がベトナムでの事態悪化を隠していた事実が明らかとなった。 ニクソン政権は文書の新聞掲載差し止めを求める訴訟を起こしたが、連邦最高裁は新聞側勝訴の判決を下し、憲法が保障する「報道の自由」の観点でも議論となった。約７０００ページの文書の約３割が初めて公になったが、新事実はほとんどないという。
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