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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/column (8)

  • アラブ版「ええじゃないか」踊り | 酒井啓子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    先月頃から、世界中で「ハーレム・シェイク」という曲が、爆発的に流行っている。音楽としてというより、わずか30秒の曲に合わせて好き勝手に踊る姿を録画した動画が、You Tube上で流行っているというべきか。最初は一人が、ゆる〜く体を動かしているのだが、後半15秒は大勢が意味なく激しく踊る。動き方、踊り方は、全く自由。 世界中で、というだけあって、中東でも大ヒットしている。欧米発信の動画の多くではかなりセクシーな映像が溢れているが、イスラーム圏ではさすがに露出の多いものはあまりない。だが、男女ともに奇抜な恰好をし、時にはいやらしく腰をフリフリする姿もあって、一般的なイスラームのイメージを持ってみると、結構ドキっとさせられる。 そのハーレム・シェイクに宗教保守派が眉を顰めているのが、エジプトやチュニジアだ。チュニジアでは、二月末、外国語学校を舞台に学生たちがハーレム・シェイクのビデオクリップを録

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    warszawa 2013/03/12
    シリア内戦版が面白い
  • 「你幸福嗎?(あなたは幸せですか?)」

    10月初め、中国の国営放送、中央電視台のニュース番組で、「你幸福嗎?」(あなたは幸せですか?)とマイクをつきつけられた人が、「我姓曽」(わたしは曽と言います)と答える様子が放送され、大きな話題になった。このまったく噛み合っていない問答が中国のいろいろな現実を、見る人たちに思い起こさせたからだ。 一つは、マイクをつきつけられた相手が、農村から一時的に都会に働きに来た「民工」、つまり出稼ぎ者だったこと。日頃、都会の市民の目にはほぼ「透明人間」状態の彼らは、都市のいわゆる「3K」業をすべて担っている。都市では欠かすことのできない存在だが、この街での生活を文字通りエンジョイしている人たちの目にはほとんど彼らの存在は入っていない。そして彼ら自身も習慣的に「自分とは関係のない人たち」との付き合いに無頓着だ。ある意味、現代中国独特の年における階級社会では底辺にいる彼らに国営放送の記者が突然スポットライト

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    warszawa 2012/10/31
    日本でもよくやるよね、あなたは幸福ですか?って。重量挙げの話ははじめて知った
  • 尖閣問題にも動じない国際都市・東京の日常

    今週のコラムニスト:ジェームス・ファーラー 〔10月17日号掲載〕 9月のある日曜日、と私は娘を初めて都内の中国語学校に連れて行った。この週末のクラスに集まる800人の生徒はほぼ全員、日の公立校に通っており、週一回の中国語の授業は習い事の域を出ない。大半は日人と中国人を両親に持ち、残りは長年、日で暮らしている中国人夫婦の子供だ。中国語の日常会話だけでも身に付けてほしいと願う親の期待をよそに、休み時間の彼らは日語のおしゃべりに忙しい。 付き添いの親の中には、尖閣問題をめぐって高まる緊張への不安を口にする人もいた。だが、話題の中心はお決まりの学習塾や受験の話だった。 多様な文化が入り乱れる国際都市では当たり前の風景だ。私の「故郷」である東京、シカゴ、上海のようなグローバル都市は、エール大学の社会学者イライジャ・アンダーソンの言う「国際人の天蓋」に覆われている。いわば、目に見えない寛容

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    warszawa 2012/10/25
    うーん? ブラントはホロコーストという行為を謝罪したのであって、ポーランド侵攻や戦争行為を謝罪したわけではないでしょ。東プロイセン問題でもポーランド批判してるし、例としては不適では?
  • 尖閣問題で大騒ぎする中国人の「本音」は

    今週のコラムニスト:李小牧 〔10月10日号掲載〕 歌舞伎町案内人の私が3度泣いた──。に愛人の存在がバレた嘘泣きではない。わが母国の中国と、第二の祖国である日のひどい衝突ぶりに涙したのだ。 日政府の尖閣諸島「購入」に怒った中国のデモが暴徒化して日企業の工場に放火し、日系デパートから時計や貴金属を盗んだ。デモと破壊活動が頂点に達した満州事変勃発日の9月18日前後、私は心配と興奮のあまり、3日間ほとんど寝ずにニュースの進展を見守った。 「趾高気揚(チーカオチーヤン、どや顔)」でひっくり返した日車の上に乗るようなバカな中国人の姿ばかりが目立ったが、マイクロブログ新浪微博(シンランウェイボー)では意外に冷静な意見が目立っていた。それに今回のデモ参加者数は数万人。13億人の全人口から比べれば、0・01%にも満たない。 まったく言い訳できないひどい暴力だ。とはいえ、この問題でなぜこんなに中

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    warszawa 2012/10/15
    読み物としては面白い。
  • それでも日本は走り続ける

    中国は9月30日の中秋節から国慶節(10月1日)の8連休に突入、それが明けると休み前の反日デモが醸造した重苦しいムードから開放された。そして、日でも連休明けのメディアで話題のノーベル賞が、国際情勢に敏感な中国人ネットユーザーたちの間で注目を集めている。 こんな「フェーズの転換」は11月8日を「X-day」とみなしているだろう中国当局にとってありがたいはずだ。いや、これも計算済みだったのかもしれない。だが実際はノーベル賞を見つめるレベルの人たちは片時も先日の騒ぎを忘れておらず、ノーベル賞が証明する「日中国の差」をはっきり意識しているのだが。 それは一部の日人が想像するような単純な「酸っぱい葡萄」ではない。逆に彼らは数年前の民主活動家、劉暁波の平和賞受賞に歓声を上げた人たちで、「酸っぱい」どころか、先月の信じられないような暴動を苦々しく思っている。あわせてGDP世界2位のこの国に何が足

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    warszawa 2012/10/12
    今読んだ
  • 信念の写真家キャパの「置き土産」

    ニューヨークの国際写真センター(ICP)で、「メキシコの旅行カバン」という写真展を見た(来年1月9日まで開催)。 ぼんやりした照明の中、赤茶色の壁に張り出されたコンタクトシート(1のフィルムに撮影されている全写真の一覧)を101枚も見るのはひどく疲れる。だが、「伝説の写真家ロバート・キャパの幻のネガ」といった前宣伝を聞くと、どうしても見に行かなければという気持ちになる。実際、行ってみる価値はあった。ただし予想とは違う意味でだが。 第2次大戦中、ナチス占領下のフランスでメキシコ大使館付きの武官に小さな旅行カバンが預けられた。カバンには3つの箱が入っていて、スペイン内戦を撮影した写真のネガが収められていた。撮影したのはキャパとゲルダ・タロ(キャパの恋人)とデービッド・シーモア。フレッド・スタインがパリで撮影したフィルムも入っていた。戦後、武官がメキシコに持ち帰ったこの旅行カバンは、長い歳月を

    信念の写真家キャパの「置き土産」
    warszawa
    warszawa 2010/12/22
    「カメラマンたちは自分の意見を持つことを極力避けているかのように、不正による苦しみを客観的に撮影し、ありふれたもののように提示する」
  • 最強の中国人学校が東京にできる!

    今週のコラムニスト:李小牧 李小牧の最近の悩みを聞いてほしい。歌舞伎町案内人として22年間この街で生き抜き、あらゆるトラブルを「自力更生」で解決してきた私の頭を悩ませているのは、わが湖南菜館の経営でもしつこいヤクザでも新しい「女朋友(彼女)」をめぐる夫婦ゲンカでもなく、子供。もちろん子供といっても新しい彼女との間の「宝宝(赤ちゃん)」じゃなく(笑)、現在の中国人のとの間に生まれた今年3歳の息子の教育問題だ。 東京の保育園に日人の子供たちと通うわが息子は、あと3年したら小学校に上がる。「日に住んでいるんだから、そのまま日の小学校に入れるのが当然」と思うかも知れない。実際、在日中国人の大半はそうしているし、東京の小学校ではクラスに中国人の同級生がいる風景が今や当たり前だ。 だが在日中国人の親たちはみんな深刻な悩みと不安を抱えている。「日語に自信がなく友達の親や先生とうまくコミュニケー

    最強の中国人学校が東京にできる!
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    warszawa 2010/12/14
    「どこかの国の学校のように日本政府の補助金をあてにする必要もない(笑)」パンチが利いた一言が中国らしいが嫌いじゃない
  • あの素晴らしい中華帝国をもう一度

    今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク 尖閣諸島問題にノーベル平和賞騒動と、最近、中国関連のニュースが絶えない。もっとも、最近に限らず近年の中国は日におけるニュースの主役だった。そして、それは大きく分けて3つの方向性をもっていた。 第1は、人工衛星発射、北京オリンピック、上海万博、米中関係の進展、軍事力増強、中国人観光客の急増など「躍進する中国」、「台頭する中国」というイメージに符合するものだ。 第2は、ギョーザ事件、歯磨き粉や粉ミルク事件など「メイド・イン・チャイナ」に対する不信感や、偽ディズニーランドや偽ブランドなど偽物や海賊版など、主に中国の経済・商行為や慣習などに関する違和感や懸念が示されたものだ。 第3は、チベット、ウイグル問題など、中国の体制に対する懸念や反発が根底にあるものだ。反日デモなどもこのカテゴリーに含まれると言えよう。論調は定まった観がある。中国は世界の大国として、人

    あの素晴らしい中華帝国をもう一度
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    warszawa 2010/10/19
    話は面白いしうなずける所も多いんだが、筆者の言う中華帝国は「ぼくのかんがえた」レベルで、話の骨子がお粗末な感
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