ニュース 「ディスクの信頼性を下げてよい」 GoogleがHDD業界にクラウド時代の提案 (2016/3/7 09:41) 次へ 需要爆発でコストが膨らむ 1 2 3 「データ損失の可能性が高くなってもよいので、キャパシティとシステムの性能にフォーカスしたディスクを」。巨大なデータセンターを世界で運用するGoogleが、こんな要望をブログに綴った。クラウド時代に合う新しいアプローチが必要というが、いったいどんなものか? この変わった要望にハードウェアベンダーは応じられるのだろうか? ディスクをグループ化してパフォーマンス改善 「Googleはデータセンター向けの新しいディスクを求める」。Googleのクラウド事業「Google Cloud Platform」の公式ブログが2月23日付で、こう題したエントリーを公開した。同時期に開催されていたイベント「2016 USENIX conferen
インターネットでSMBファイル共有を安心して使える時代が到来?――Azureファイルストレージ:Microsoft Azure最新機能フォローアップ(9)(1/3 ページ) マイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」では、日々、新たな機能やサービスが提供されています。今回は、2015年10月に正式リリースとなったAzureストレージの新機能「ファイルストレージ」を紹介します。 連載目次 クラウドのAzureストレージが共有フォルダーになる Microsoft Azureの「Azureストレージ」は、既定で冗長化された信頼性の高いクラウドストレージです。Azureストレージには、任意のテキストまたはバイナリデータを格納できる「BLOB(Blobs)ストレージ」、構造型データセットを格納するための「テーブル(Tables)ストレージ」、クラウドサービスのコンポーネント間
新ストレージサービス「Amazon Elastic File System」(Amazon EFS)登場。NFSでマウント、ファイル容量にあわせて自動的にキャパシティが増減しプロビジョニング不要 Amazon EFSは、Amazon EC2からNFSv4でマウントして利用するストレージサービスです。あらかじめ容量を決めてプロビジョニングする必要がなく、保存するファイルの大きさに対して自動的にキャパシティが増減していくのが特長。 また、同時に数千もの同時接続にも対応するスケーラビリティを備えていると説明されています。 自動的にキャパシティが増減、保存データの冗長性も Amazon EFSは通常のNFSサーバと同じように振る舞うため、既存のアプリケーションは何も書き換える必要なくそのまま利用可能。フルマネージドサービスのため運用の手間は必要なく、前述のように保存されたファイルの大きさに応じて自
Google、1GB当たり1セントながら3秒以内にデータ取得できるニアラインストレージ「Cloud Storage Nearline」提供開始 一般にITのシステムおいてストレージはシステム全体の性能を左右する重要なコンポーネントであるため、高性能なSASドライブやSANストレージ、最近ではフラッシュストレージなどが多く用いられます。 こうした性能重視のストレージは一般にオンラインストレージ、あるいはプライマリストレージなどと呼ばれますが、これに対してバックアップ用途や、容量あたりのコストなどを重視したストレージを「ニアラインストレージ」と呼びます。低価格なSATAハードディスクなどを用いたストレージなどがこれに相当します。 長期保存やアーカイブが主目的となり、光学ディスクや磁気テープのように読み出し時にメディアを交換したりマウントするようなストレージのことを「オフラインストレージ」と呼び
iPhone/Android:『CloudAround Music Player(クラウドアラウンド・ミュージックプレーヤー)』は、端末内やDropboxなどの主要クラウドストレージ内の音声ファイルを快適に楽しめるアプリです。 Box、Google ドライブ、Dropboxなどのクラウドストレージは、無料で5GB以上の容量が使えます。音声ファイルが1つ5~8MBとして、かなりおおざっぱですが600曲は無料でもあずけられることになりますね。 便利ではあるのですが、複数のクラウドサービスを利用している場合、どのクラウドに何を入れていたのかが、わからなくなる人もいるのでは。そこで、主要クラウドサービス内の音声ファイルだけを取り出し、音楽プレーヤー化してくれる本アプリ『CloudAround Music Player』に注目です。 起動画面に各ストレージのアイコンが一覧表示されて、わかりやすい と
JavaScriptだけでAmazonクラウドのストレージ、NoSQLデータベース、プッシュ通知、ソーシャルログインなどを実現する「AWS SDK for JavaScript in the Browser 」公開 クラウドを利用するためのサーバサイドの開発は必要なく、JavaScriptだけでクラウドストレージやNoSQLデータベース、モバイルへのプッシュ通知、ソーシャルログインなどを実現するライブラリ「AWS SDK for JavaScript in the Browser」がデベロッパープレビューとして公開されました。 すでにiOSやAndroidのネイティブアプリケーション開発用には「AWS SDK for Android」と「iOS 用 AWS SDK」が公開されていますが、この「AWS SDK for JavaScript in the Browser」によって、より手軽にブ
コンパクトかつオシャレな外観のカバーにHDDを内蔵し、電源とインターネットに接続するだけでどこからでも中のデータにアクセス可能にできるというNAS(Network Attached Storage)が「トランスポーター(Transporter)」です。 Transporter | Data Redefined http://www.filetransporter.com/ この製品の特徴はネットワークに接続され、同期された「トランスポーター」が複数台ある場合はそれぞれにファイルのコピーが保存され同期される点で、一般的なNASのように1つのHDDに全員がアクセスしてデータを読み書きするのではなく、各地にあるそれぞれのHDDにあるデータをローカルファイルのように使用できるという点です。 ◆解説ビデオ 製品の詳細を解説したムービーは以下から。 Transporter 開発を行っているオフィスの様
P2PベースのDropboxとでも言うべきLifeStuffが、MaidSafe社から明日9月5日に公開予定となっています。Unlimited、Secure、Free*を売りにしているLifeStuffについて、公開情報をもとにまとめてみます。 非常に高い技術で作られたとおぼしきこのアプリケーションが公開直前なのにもかかわらず、海外含めあまりに話題になっていないので、本当に公開されるのか気になってしまうのですが、実際に公開されれば、はかなりインパクトのあるものだと思います。 私の研究領域である構造化オーバレイというPeer-to-Peer由来の技術が利用されているため、とてもそそります。私の研究成果が活きないか、とか考えつついろいろ読みあさった結果を紹介します。 追記(2012/09/05):公式情報によると、「バグが見つかった関係で、公開は今週末以降になりそう」とのことです。また公開され
さくらのクラウド、新ストレージでは性能限界テストをやりやすく、自社開発をまずは採用。さくらの夕べで参加者に説明 さくらインターネットは25日、都内で同社のユーザー会「さくらの夕べ」を開催。冒頭で同社代表取締役社長 田中邦裕氏は、さくらのクラウドのストレージ障害について「そもそも製品選択のところで十分にできなかった。その結果、ストレージの性能が十分でなかったなどのトラブルにつながった。大変申し訳ありませんでした」と、参加者の前で頭を下げました。 トラブルの経緯を説明後、新ストレージの概要を発表 トラブルに至った原因として、自社で十分なテストができなかったこと、ベンダに依存したことで自社での問題解決ができなかったこと、などがあらためて示されました。さくらのクラウドのストレージ障害については、以下の関連記事をご参照ください。 「さくらのクラウド」で続いていたストレージ障害、報告書をさくらインター
昨年11月にさくらインターネットが開始したクラウドサービス「さくらのクラウド」は、開始直後の12月からストレージまわりにトラブルが発生し、ストレージ性能の著しい低下や不安定な動作、一部データの消失などが起きていました。トラブルは完全に解決してはおらず、3月に新規申し込みの受付を停止したまま現在に至っていました。 さくらインターネットは今日15時に、さくらのクラウドのストレージ障害についての詳細な報告「さくらのクラウド・ストレージに関する報告書」を公開するとともに、トラブルが発生していたストレージに代えて自社開発したストレージでの再スタートを発表しました。 接続の問題や性能問題、監視ツールの問題などが発生 トラブルは同社が採用したストレージ装置で発生したものが中心でした。サーバとストレージ間はInfinibandで接続され、IP over InfiniBandでTCP/IPプロトコルを用い、
「ストレージの事前検証が十分にできなかった」さくらインターネット田中社長、クラウドのストレージトラブルの原因について さくらのクラウドで昨年から発生したストレージのトラブルについて、さくらインターネットは今日、詳細な報告書を公開しました。 Publickeyでは同社代表取締役社長 田中邦裕氏、さくらインターネット研究所 所長 鷲北賢氏に対してインタビューを行い、トラブルを引き起こした原因がどこにあり、その教訓は何なのかを聞きました。 ストレージトラブルの教訓は「リスクを引き受けるため、十分に検証せよ」 ──── 「さくらのクラウド」でのストレージのトラブルについて、今回報告書を公開され、また新たな自社製ストレージも発表されました。これまでを振り返っていただくと、トラブルを引き起こした原因はどこにあったとお考えですか? 田中氏 ストレージ装置の採用時にきちんとしたテストをできていなかった。具
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