岐阜県を走る明知鉄道には、きのこ列車なるものがあるという。地元で摂れたきのこを使った料理を食べながら、始発から終点まで鉄道の旅を楽しめるのだそうだ。松茸、ロージ茸といった高級なきのこも料理に含まれているらしい。贅沢な秋の味覚を楽しみながら、ガタゴトと鉄道に揺られる。それはきっと、至極のひとときに違いない。僕はきのこ列車に乗ることに決めた。
さて、ここで「住所」と「地名」について考えをまとめておきたい。 この日本一長い地名「愛知県海部郡飛島村大字飛島新田字竹之郷ヨタレ南ノ割」(長いので以降「飛島村~」と略します)は、住所だ。 現在、日本では住所を書き表す方法は「地番」と「住居表示」の2種類あり、飛島村~は地番の部類に入る。 ここでふと「そもそも住所って地名なのか?」という疑問がわく。 ふだん「地名」とぼんやり使うけれど「地名」と言って何を指し示しているのかはひとそれぞれである。 例えば「どこに住んでるの?」「錦糸町」といったような会話の中で使われる「錦糸町」これは正確に言うと「駅名」である。 JRの駅は「錦糸町駅」だが、あの辺り一帯は「錦糸n丁目」であり「錦糸町」という町は存在しない。
洗濯乾燥機をてきとうにつみあげたようなふしぎな形のビルが、銀座と汐留のちょうど境目のあたりにある。 この万博のパビリオンみたいなビル、実は現役のマンションだ。 「中銀(なかぎん)カプセルタワー」というビルなのだが、建築分野では超有名な建物で、設計者はあの黒川紀章。 このたび、中をちょっとだけ見せてもらえることになった。
以前より気になっていた道がある。長野県上田市から静岡県浜松市へと続く、国道152号線だ。 ある日ぼんやり地図を眺めていると、南アルプスに沿って南北に伸びる152号線が目に留まった。 他に主だった道路のない南アルプス沿いというだけでもかなり印象的だったのだが、よくよく見ると、その途中の二箇所が途切れているではないか。 調べてみると、どうやらそこは、いまだに道路が作られていない、未開通区間のようである。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:ネギ・生姜・春菊のみじん切りは、何にでも合う万能薬味 > 個人サイト 閑古鳥旅
白米を愛する日本人は、ごはんを引き立てるおかずたちにも愛情を注ぐ。塩サバ、お新香、塩辛…ひいきのおかずは人それぞれだが、特に多くの人々から支持を集めているのはピリッと唐辛子の効いた明太子だろう。もちろん僕も大好きだ。 今回はそれを自作する。しかもとびきりでかいやつを。
みんなあれだろう、なんか食べる時に写真を撮ってSNSにアップするだろう。いいね!ってたくさん言われると嬉しいだろう。でも、味について書こうとすると「普通に美味しい」とか書いちゃうだろう。 味について書くのって結構難しい。という事で、今回は食べ物の味を文章にする方法を書いてみようと思います。これでも、8年くらい雑誌で食べ比べの連載やってたんだぜ。 あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。 1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。(動画インタビュー) 前の記事:雪の中に穴を掘って一晩過ごし
私はマイタケで魚肉ソーセージを崩壊させた過去を持つ。 魚肉ソーセージのあの弾力ある食感はすっかり失われ、音を文字にすると「ずず…ずずず…」という具合で箸及び口のなかで崩れた。 おそらく一緒に炒めたマイタケが原因だろうと思うのだが、改めてどういうことだったのか調べてみたい。 後半、強力な助っ人も登場し思わぬ展開となった。
先日、ダンボールを使って作品を作るアーティストに出会った。その手にかかれば、どんな物体も意のまま。木彫りの彫刻と見紛うようなクオリティで形にしてしまうという。 さっそくアトリエを訪ねてみた。
メーカーが自社製品だけを売るショップを出す、いわゆるアンテナショップというのが好きだ。 とにかくそのメーカーのものしか置いていないので、濁りが無いというか、単結晶みたいなソリッドさがある。かっこいい。 今回は、都内で展開している食品系メーカーのアンテナショップを巡って、そのかっこよさを堪能してきた。 1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。(動画インタビュー) 前の記事:バレットタイムを雑に撮影する > 個人サイト イロブン Twitter:tech_k
先日、依頼を受けて日本酒講座の講師をやりました。飲み会の席に呼ばれてその場のノリで何か話すみたいなものではなく、受講者から受講料を貰って行う本気の講座です。 日本酒をメインにした店はやっていますが、先生と呼ばれるような事は特にしていません。デイリーのイベントでスライドショーをするのとも違います。 さあ、どうなる! 1972年生まれ。元機械設計屋の工業製造業系ライター。普段は工業、製造業関係、テクノロジー全般の記事を多く書いています。元プロボクサーでウルトラマラソンを走ります。日本酒利き酒師の資格があり、ライター以外に日本酒と発酵食品をメインにした飲み屋も経営しているので、体力実践系、各種料理、日本酒関係の記事も多く書いています。(動画インタビュー) 前の記事:ネパールの人が飲む命の水の作り方 > 個人サイト 酒と醸し料理 BY 工業製造業系ライター 馬場吉成 website
2月8日、関東地方に記録的な大雪が降った。長く東京に住んでいるが、これほどの大雪はちょっと記憶にない。未明になってもやまない雪。不安に感じつつも、ちょっとだけワクワクしてしまうのはなぜだろう。 だが、降り積もった雪に心躍らせていたのは僕だけではなかったらしい。その証拠に、翌日の東京の街にはすごい数の雪だるまが出現していた。
1983年三重県生まれ、大阪在住の司法書士。 手土産を持参する際は消費期限当日の赤福で受け取る側に過度のプレッシャーを与える。 前の記事:スマホ対応ソーセージ手袋 > 個人サイト owariyoshiaki.com
ナンはでかい。そもそもでかい。 たべものにしてはでかすぎるのではないだろうか。学術的にはクッションとか敷物の仲間に分類されてやしないだろうか。 そんなもともと大きいナンにもごはんの大盛のようなビッグサイズは存在するのだろうか。 それはでかいゾウを探すようなもの。はたしてマンモスはあらわれるのか。
先日、家に帰ってカバンを開けると、お昼に買ったのに食べなかった菓子パンが出てきた。 ちょうどビールを飲んでいたのだけれど、手ごろなつまみがないので、と合わないこと前提でその菓子パンを開けてみた。 そうしたらこれがなんとなく合うのだ(メロンパンとビール)。 酒のつまみと聞くとたいていの人は塩辛とかスルメとか、しょっぱいものをちびちびと食べるイメージがあるだろう。しかし甘いパンを食べながらでもビールは十分うまかった。 僕たちはもしかしたら固定観念にとらわれているだけなのではないか。つまみの概念を覆す、まったく新しい組み合わせがまだ残されているのではないか。 今回は5人のライターが酒のつまみ界に新しい風を吹かせます。
ワンカップの日本酒というと、酒屋の前で酒臭いオッサンが一杯ひっかけているといった、オシャレとかスタイリッシュと言った言葉とは対極にあるようなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか? いや、最近のワンカップの日本酒はそんな事はありません。味もデザインも洗練された物が多く出ています。 そしてワンカップに限らず飲み切りサイズの日本酒で特にオススメしたいものが有ります。それはコンビニに売っています。 1972年生まれ。元機械設計屋の工業製造業系ライター。普段は工業、製造業関係、テクノロジー全般の記事を多く書いています。元プロボクサーでウルトラマラソンを走ります。日本酒利き酒師の資格があり、ライター以外に日本酒と発酵食品をメインにした飲み屋も経営しているので、体力実践系、各種料理、日本酒関係の記事も多く書いています。(動画インタビュー) 前の記事:トマト酒は鬼平もうまいと言うに違いない >
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