「親が子どもにしてやれるコトって教育しかないんですよ。いくら莫大な遺産を残してやっても、子どもがバカだったらすぐに失ってしまいますからね。スイスのプライベート・バンクなんかだったら、子弟の学校の世話までしてくれるんですよ。彼らのテーマはいかに資産を守るかってことなんですが、そのためには子どもの教育をしっかりやることが大切だって分かっているんですよね」 情報収集にぬかりない 「お受験パパ」 そう力説するのは39歳の広告デザイナー。スイスのプライベート・バンクに運用を任せるほどの資産をお持ちのようには見えないが、プチ・リッチ風で、年収1400万円。 「なにしろ、スイスあたりの花嫁学校でもね、カリキュラムの中心はお料理やテーブル・マナーじゃないんですよ。語学とIT技術と経営学。彼女たちは将来、欧米の資産家に嫁ぐわけですから、夫のビジネスをサポートするためには、これらが大事というワケなんです