将来の方向性を決めるべく、いろいろなことを経験しました。 総理大臣になろうと思って弁論部に、広告代理店に入ろうと思ってイベントサークルに、 キャピキャピしようと思ってテニスサークルに入りました(笑)。その後、何のために生まれてきたのかを考えようと思ってインドを旅しました。転機となったのは、アメリカズカップ日本代表艇の設計チームに参加したことでした。日本中から各分野の技術の最高権威が集まるプロジェクトでした。 世界中の国を相手に、最先端のテクノロジーを結集させて世界と勝負することに興奮を覚えました。いつか自分が先頭に立って戦うぞと思ったのです。 修士論文の時期に、ちょうどブラウザが世に登場した頃で、勉強するよりも、自分でいろいろプログラムを作り始めました。 ネット上のフォーラムで呼びかけて集まった仲間たちとの出会いをきっかけに起業し、 日本最初期の日本語検索エンジンを開発しました。 その後も