今回は、「先が読める人」の6つの特徴のうち、後半の3つについてお話しします。具体的には(4)「図を使って全体像を俯瞰できる」、(5)「具体的に想像することに『こだわり』を持つ」、(6)「発見的に歩める」の3点です。 図を使って全体像を俯瞰(ふかん)できる人 前回、「先が読める人」は「つながり」を意識して情報を読む特徴があるとお話ししました。先が読める人の四番目の特徴は、こうした「つながり」をいくつか「足し算」し、図などを活用し「見える化」することで、部分ではなく全体像を俯瞰できることです。 日本の経済政策の例で、図を使って俯瞰するとはどういうことか考えてみましょう。いま、アベノミクスと言われる景気回復シナリオは、かなりシンプルにいうと次のようなロジックにまとめられます。
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