私は、シリコンバレーに拠点をもつAIビジネスデザインカンパニー、パロアルトインサイトのCEOとして、過去50社以上の日本企業にAI技術活用に関するアドバイスや導入をしてきました。 業界特化型のAIソリューションを提供する会社ではなく、業界横断的に企業のニーズを見て、それに対してAI技術を駆使した解決策を提案、実装してきた中で見えてきたことがあります。 それは、多くの日本企業、それも超一流の会社ばかりが、「データ集めなきゃいけない病」にかかっているということです。 弊社のクライアント企業の経営陣は、よく以下のような質問を投げかけて来ます。 •集められるデータを集められるだけ収集しないと、AI活用できないのか? •分析するのは「ビッグデータ」じゃないといけないのか? •どれだけの容量のデータが集まれば、「解析するのに十分だ」と言えるのか? データが十分に集まっているだけでは、ゴールにたどり着け