世間でたびたび話題になる「ブラック企業」。 新卒でブラック企業に入社し、2年目で休職、退社した著者が綴るのが『雨宮鬱子の証券会社で働いたらひどい目にあった』(雨宮鬱子/著、宙出版/刊)というマンガです。 本書では、著者が働いていたころの様子や、うつ病になった経緯、うつ病になってからの経過などが、漫画で克明に綴られています。 ここでは本書から抜粋して、うつ病になってしまった当時、著者が陥っていた思考パターンを紹介したいと思います。 ■「パワハラでもいじめでもない。私以外の人はきちんと働けていた。私が駄目なだけ」 「まじめな人ほどうつ病になりやすい」と言われています。それは、ストレスに対して受け流したりサボったりすることができず、自分を自分で追い込んでしまうからです。 仕事が上手くいかないと、「できないのは努力が足りない」「私を育てようとしてくれている」「それにこたえられない自分が悪い」など、