■NHKと遺族で食い違う見解 なぜ彼女の死は公表されなかったのか2013年7月24日、うっ血性心不全を起こして亡くなったNHK記者の佐戸未和さん。当時31歳でした。過重労働が原因で死亡したとして2014年に労災認定を受けました。しかし、彼女の死が3年の間公表されることはありませんでした。亡くなる直前1カ月の残業時間は約159時間にのぼったと言います。 なぜ、彼女の死は公表されなかったのか。NHK側は「遺族の意向だった」と説明していましたが、昨日(13日)、未和さんのご両親が厚生労働省内で記者会見し「事実ではない」と反論しました。朝日新聞の報道によると、会見の中で佐戸さんの父は「未和は記者として、自分の過労死の事実をNHKの中でしっかり伝え、再発防止に役立ててほしいと天国で望んでいると信じる」と語ったと言います。NHKの対応は適切だったのでしょうか。 ■学生時代に佐戸未和さんは「沖縄国際大学