建築士を取り巻く最近の状況 21世紀、多様化した社会 + I T時代と言われている。一見、便利な世の中、数多くの情報が気楽に手に入る状況なのだが、建築を学ぶ学生や初心者は、意外と基礎的な事を知らないでいる。私の学生時代を振り返ってみると、建築の授業をうけても、美術館や博物館の設計課題をやっても、実際の建築に触れる機会が少なく、現実感が伴わないので、建築の肝心な基礎知識はなにかを発見することは難しかった(今でも教育の変革は、されていない)。卒業して実務に接し始めると、構造体のしくみや現場の事を知らないと通用しないことが解ってくる。(実施設計図が全く描けない状態に陥る。)そして、現場から学ぶ事の大切さを知る。「仮設」や「通り芯」の意味を知る事は、その典型と言っても過言ではないだろう。建築現場をじっくり見ていると、ひとつひとつの物が段階的に組み合わさり、ものが作られていく事が解ってくる。寸法違
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