真っ赤なバラは「情熱」、サクラは「精神美」。美しい花に隠された、花ことば。 花があれば花ことばがあると言えるくらいありふれていながら、それを知らない人には秘められたままのメッセージ。知らないままでは勿体無いし、知っていればかっこいいと思って覚えてみることにしました。 しかも習熟度は、デイリーポータルZラジオでテストする予定。 (text by 藤原 浩一) まずは花ことばいろいろ 花ことばはその花の色や形、咲き方、あるいはその花にまつわる伝説によってつけられています。 例えばアジサイは、雨がしとしと降る梅雨の風景の一部として思い浮かぶ花ですが、花の色がだんだん変化していくところから「浮気」や「移り気」という花ことばを持っています。 何にもなしに、アジサイの花ことばが「浮気」と聞くと何の由来もなく適当につけられたようにも思えますが、決してそういうわけではないのです。 また、同じ種類の花でも、