九州工業大学が開発を進めている森林管理のためのドローン(右上)と、自律走行で下草刈りをする四輪バギーの完成イメージ図=同大提供 九州工業大学(北九州市)は、高齢化が進む林業の作業効率化に最新のロボット技術を役立てようと、森林管理のための小型無人機ドローンと、下草刈り作業をする無人バギーの研究開発を進めている。2017年にも実用化を目指す。更なる技術向上を狙って、16年4月に森林内を飛行するドローン競技会を大分県由布市で初めて開く予定だ。 林業は、実際に人が山に入って木の高さや幹の太さを計測し、木材としての価値を評価している。下草刈りも単調できつい仕事だ。森林・林業白書によると、林業従事者の高齢化率(10年)は21%で、全産業平均と比べて2倍という高水準になっており、森林内での現場作業は負担が大きくなっている。
![林業無人化:下草刈りバギーやドローン研究 九州工業大 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c0e1bd1935bf7e8761674eb518c1f4c2ec1edbc1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2016%2F01%2F01%2F20160101k0000e040101000p%2F81.jpg)