2011年から2018年にかけて、計5389人から収集した眼底画像だという。眼底画像のデータセットには、加齢黄斑変性症、緑内障、網膜剥離(はくり)、糖尿病など9種類の症例画像がタグとともに記録されている。 ツカザキ病院眼科は04年から臨床データベース構築に取り組んでおり、現在は7人のAIエンジニアが眼底画像の自動診断などを研究している。AIエンジニアチーフの升本浩紀さんは、「少子高齢化に対応していくには、ITによる医療の効率化や医療革新などが必要」とプロジェクトページで説明している。 関連記事 順天堂大、認知症の早期発見に「IBM Watson」活用へ 「同じ話を繰り返す」「表情の変化が乏しい」など兆候を検知 順天堂大が、日本IBMなどと共同で行っている、AIを医療に役立てるプロジェクトの詳細を発表。人の表情や振る舞いを「IBM Watson」で分析し、認知症を発症しているか否かを判定する