オーストラリアウンバチクラゲ(濠太剌利海蜂水母、学名: Chironex fleckeri)は、箱虫綱(立方クラゲ類) Cubozoa に属するクラゲ。通称は属名であるキロネックス。また英名では シーワスプ Sea Wasp(海のスズメ蜂)と呼ばれる。 本種の発見はクイーンズランド州の医師 Hugo Flecker による。1955年1月、彼は5歳の男児がクラゲに刺されて、わずか数分で死んだことを知り、網によって3種のクラゲを捕獲したが、その中に未知のクラゲが含まれていた。このクラゲはアデレードの動物学者 Ronald Vernon Southcott によって新種と同定された。属名はギリシア語 cheiro(手)、nex(殺人者)に由来し、種小名は発見者Fleckerへの献名である[1]。