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ブックマーク / rootport.hateblo.jp (14)

  • なぜ賃金は上がらない?/人手不足倒産の原因 - デマこい!

    世の中には、人手不足と低賃金が両立してしまう分野がある。介護や警備、海運などだ。 なぜ労働の供給が足りないのに価格(=賃金)が上がらないかといえば、労働市場は「自由な市場」ではなく、需要と供給による価格調整のメカニズムが働かないからだ。以前の記事に書いたとおりだ。 しかし、以前の記事では「低賃金が解決しない理由」は充分に説明していなかった。どうして企業は、人手不足にもかかわらず賃金を上げようとしないのだろう? いわゆる「人手不足倒産」のような現象が起きるのはなぜだろう? ■賃金を回収できるとは限らない 会計の観点からいえば、「人手不足倒産」が起きる理由は、その会社の事業が「詰んでいる」からとしか言いようがない。人件費を支えられるほどの売上を確保できない、つまり投入したコストに対して充分な収益が得られない、ひとことで言えば生産性が低すぎる会社だから、人手不足で倒産する。 「人手不足なら賃金を

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    x-osk 2016/06/19
  • 稼げる人と稼げない人の違い/人材不足と低賃金が両立する理由 - デマこい!

    世の中には、人材不足と低賃金が両立してしまう業界がある。 たとえば介護や警備の仕事が代表的なものだろう。最近では、船員の人材不足により日の海運業がヤバいという増田記事が注目を集めていた。船員の給与はそれほど低くはないが、労働環境のキツさには見合わない。そのため船員になりたがる若者が減り、深刻な高齢化に見舞われているという。労働力の供給過小が明白なのに、船員の待遇が向上しないのはなぜだろう? これに似た事例として、クラウドソーシングの世界がある。 クラウドソーシングのサービスでは、いわゆる「クソ案件」が多いという。仕事内容に見合わない低報酬の発注があとを絶たず、なかには適法性が問われるような案件もあるそうだ。なぜクソ案件は無くならないのだろう。なぜ、そんなクソ案件でも、一部のクラウドワーカーは引き受けてしまうのだろう? クソ案件が溢れているのは、何もクラウドソーシングの世界だけではない。た

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    x-osk 2016/06/05
  • サルでも分かる商売のしくみと経営者の役割 - デマこい!

    たとえば、だ。 「100万円のボーナスを出すから大学を辞めて入社してくれ」という会社があるとする。その会社の経営者は、離職率80%という数字を恥ずかしげもなく公表していたとする。 いわく、 「大学で勉強したことなど役に立たない」 「学費がもったいない」 だから大学をやめてうちの会社に入ったほうがトクだという。 いわく、 「定時退社をする人よりも残業をする人のほうが会社を辞めない」 「なぜなら仕事で大切なのは『やりがい』だからだ」というのだ。 あくまでも、たとえばの話である。 では、「100万円もらって大学をやめる」のは当にトクだろうか? また、「仕事では『やりがい』が大切だから、離職率の高さは恥ずかしくない。やりがいを感じる20%が残ればいい」という判断は妥当だろうか? ■大学中退は6000万円の損 新卒一括採用が普及している日では、人材育成は民間企業で行われてきた。来なら職業訓練を

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    x-osk 2015/03/11
  • 私たちがネットで失ったもの/YouTuberが必要とされるわけ - デマこい!

    「2.5%だってさ」 居酒屋で鍋をつついていた。大手メーカーで企画開発をしている彼は、どこか投げやりな口調だった。 「何が?」 「イノベーターと呼ばれる人の割合だよ」 「ああ、『イノベーター理論』の」 マーケティング理論の1つだ。新製品を世に出すと、まずは「新しいもの好き」な消費者が飛びつく。彼らを〈イノベーター〉と呼び、全消費者の2.5%だと言われている。 「だけど、これって多すぎると思わないか」彼はビールジョッキを置いた。「たとえば潜在的に100万人の需要が見込める市場に向けた製品なら、最低でも2万5000人は買うことになるだろ」 「単価4,000円の製品なら、それだけで1億円の売上だよね」 「どう考えても楽観的すぎる。モノを作って、定常的なプロモーションをするだけで、そんなにたくさんの消費者が飛びつくなんて……今の日ではありえないよ」 わずか10年前と比べても、モノを売りづらくなっ

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    x-osk 2014/12/08
  • 「外国人は日本から出て行け」と言いたくなる理由 - デマこい!

    半年くらい前の話だ。新宿紀伊国屋の地下でカレーべていたら、汚れたジャンパーのおっさんが隣に座った。そして店のおばちゃんに向かって言った。 「お前、愛想悪いな。外国人か?」 おばちゃんが中国人だと答えると、彼は「国に帰れ」と言い捨てた。凍りつく店内の空気をものともせず、おっさんはおばちゃんに口汚く絡み始めた。 「いい加減にしろよ、おっさん」 私は思わず、言ってしまった。 「こっちはメシってんだ」 おっさんは顔を真っ赤にして、三国人がどうのと説教を垂れ始めた。私は流し込むようにカレーを平らげて店を出た。あのおっさんの疲れきった灰色の顔が、今でも忘れられない。 ◆ たぶんあのおっさんは、豊かではないのだと思う。 誇らしさとか、満たされている感覚とか、そういう「豊かさ」を得にくい生活をしているのだと思う。貧しさは外国人排斥の感情にかんたんに結びつき、たぶん、戦争をしたい「気分」のようなものに

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    x-osk 2014/08/23
  • PR) ネットで「正しく稼ぐ」方法/アドネットワークのしくみ - デマこい!

    「ネットで稼ぐ」という言葉には、いかがわしい印象があるようだ。たしかにネズミ講まがいの詐欺的なやり方で稼いでいる人もいるらしい。 しかしネットで稼ぐのは、遠い世界の話ではない。WEBサービスを生活の糧にする人は増え続けている。2013年の日のインターネット広告費は総額7,203億円で、これは広告費全体の12%を占めていた。ネットでまっとうに稼ぐ方法もあるのだ。 ネットで正しく稼ぐ方法の1つは、アドネットワークを利用することだ。 今回は「アドネットワーク」という言葉を知らない人に向けて、ごく初歩的なことを解説したい。 ◆ アドネットワークとは、広告を出稿する企業とWEB媒体とを多数集めて作った、「広告掲載のネットワーク」を言う。たとえば、リロードするたびに切り替わるバナー広告を見たことがあるはずだ。こういうバナー広告には、ほとんどの場合アドネットワークが利用されている。 じつを言えば、この

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    x-osk 2014/04/11
  • 最後までブログの記事を読んでもらう方法 - デマこい!

    結論から言えば、よく読まれるブログの記事は以下のような構成で書かれている。 この画像だけではなんのこっちゃ分からないので、順番に説明していこう。 ◆ 考えを言葉にしないのは、何も考えていないのと同じだ。誰からも読まれない言葉は、この世に存在していないのと同じだ。なにか考えていることがあるならそれを言葉にすべきだし、言葉にする以上は、たくさんの人に読まれなければ意味がない。では、どうすれば言葉を読んでもらえるだろう。考えを伝えられるだろう。 今回は「記事を最後まで読んでもらう方法」について考察したい。 同じ1PVでも、すぐにブラウザバックされてしまうのと、記事の最後まで読まれるのとでは意味が違う。一行目しか読まれない文章は、はっきり言って無価値だ。私たちは最後まで読まれる記事を目指すべきだ。 1.なぜ最後まで読まれる必要があるのか なぜ記事を最後まで読ませる必要があるのだろう。思いつくままに

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    x-osk 2013/12/30
  • 神さまの殺しかた/宗教にハマらずに生きる方法 - デマこい!

    ここ最近、宗教に関する議論が盛んだ。まず上田紀行さんの記事でジャブが放たれて、佐々木俊尚さんの記事で一気に噴き上がった感じ。日人の宗教アレルギーにはあらめて驚かされる。みんな、ほんとに「宗教」って言葉が嫌いだね。脊髄反射で「宗教はけしからん!」と感じる心理状態のほうが、よほど宗教的だと私は思う。 自分を無宗教だと信じている人は大抵、自分の信仰心に気づいていないだけだ。当に無宗教な人間にはなかなか出会えない。かくいう私も、宗教的な行為(※初詣とか)をしないわけではない。けれど、そういった日常の行為を「宗教的だ」と認識できる程度には、無宗教だ。 今回の記事では「当の無宗教とはどんなものか?」を考えたい。私の宗教観について、ちょっとまとめておこう。 【参考】 ■「宗教信じてないならお守りをズタズタに切って」宗教学者と大学教授の対談が話題に ■佐々木俊尚氏、幸福の科学・ジョブズ霊言セミナー

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    x-osk 2013/11/21
  • pixivが絵師を増やしたのではない。 - デマこい!

    pixivやニコニコ動画は市井の才能を発掘し、多くの人にクリエイターとしてデビューする機会を与えた。高品質なイラスト音楽・映像が、今この瞬間も生み出されている。これは技術革新が雇用を生み出した例として、肯定的な文脈で語られることが多い。 しかし、技術革新だけで、この現象を説明できるのだろうか。 もしも当にクリエイターの人口が増えているとして、pixivやニコニコ動画だけの恩恵と言えるのだろうか。 つい1年ほど前には、ソーシャルゲームイラストが安すぎるというニュースが話題になった。ごく少数の「勝ち組」は別として、Afterニコニコ動画の時代に一気に増えたクリエイターたちは総じて収入が少ないらしい。しかし、それでもクリエイターの道を志す経済的な理由があるはずだ。 グローバル化にともない日の労働者の賃金は減少を続けている。この所得低下によって、労働者たちは資集約的な仕事から離れるように

    pixivが絵師を増やしたのではない。 - デマこい!
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    x-osk 2013/10/09
  • 物価が高いのは「いいこと」だとイギリスで体感した - デマこい!

    ロンドンに行って驚いたのは「田舎」だったことだ。新宿や丸の内、あるいは北京のような摩天楼は見あたらない。もちろん高層ビルはあるにはある。けれど、ぱらぱらと分散しているのだ。世界を代表する大都市でありながら、ロンドンは空の広い街だった。とくに私の宿泊したEarl's Court周辺は住宅街で、二階建てのアパートメントがところ狭しと並んでいた。ぶっちゃけ私の地元の東京都立川市のほうがよっぽど大都会だ。 ◆ 日は人が多い。東京はとくに多い。丸の内から電車で20分走っても、人口密集地帯が延々と続いている。それに対してイギリスはというと:ロンドン市街地から電車で20分も行けばごらんのとおりだ。 見渡すかぎりの牧草地が広がっている。なんだか北海道みたいな雰囲気。イギリスは畜産国なのだ。空から見たガトウィック空港周辺は、どこまでも芝生に覆われていた。 なお、イギリスの糧自給率は70%を超えている。「

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    x-osk 2012/03/29
  • 「批判する人」って、まじダサい。/「批判される人」になろう - デマこい!

    世の中には2種類の人間がいる。「批判する人」と「批判される人」だ。イラストや映像、あるいはパフォーマンス――手法は問わず、「自己表現」の得意な人がいる。そういう人はファンとアンチを獲得しながら、どんどん有名になっていく。「嫌い」は「好き」の次に強い感情であり、愛に近い。それゆえに、有名な人には口さがない批判が浴びせられる。自己表現の苦手な人は、誰かを批判することでしか自分を語ることができない。 純文学の世界で頑張っている友人と飲んで、そんなことを教えられた。 いつものアイリッシュパブで、純文学の創作をしている友人と飲んだ。ネットを介してお互いの動向は知っていたけれど、会話をするのはおよそ一年ぶり。私は以前、こんな記事を書いたこともあるため、一発ぐらい殴られるのを覚悟していた。が、ネタをネタとして笑ってくれた。ううむ、実力のある人ってどうしてこうも心が広いのだろう。 スタウトを舐めながら、話

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    x-osk 2012/03/07
  • モノを創れないやつらは規則をつくる/たとえば荒れ地に木を植えるように - デマこい!

    少し古い話になるが、海外の「日」をライセンス制にしようという動きがあった。 海外旅行をすると、奇妙な日料理店をしばしば目にする。看板には「日」と書かれているけれど、出されるメニューは現地風にアレンジされていたり、中国韓国料理と混同されていたり――。そんなのけしからん! と思う人たちが、日料理の認定試験を設けようとしていた。 <海外>変わった味に”選別”必要? http://news999.seesaa.net/article/31171962.html これ、じつに官僚的な発想だと思う。 要らない規則を増やせば「監視役」の仕事ができる、要らない認定試験を増やせば「試験官」の仕事ができる。実利のない仕事を生み出すことにかけて、官僚たちは天才的だ。 たとえば大麻が世界的に違法になったのは、20世紀の初頭にアメリカが各国に圧力をかけたからだという(※ソース失念、都市伝説かもし

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    x-osk 2012/02/28
  • イギリスの暴動が日本に飛び火しない理由(わけ) - デマこい!

    アメリカNASAは、無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した。これではスペースシャトルにボールペンを持って行っても役に立たない。NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。 そしてついに、無重力でも水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、あらゆる状況下でどんな表面にも書けるボールペンを開発した!! 一方、ロシアは鉛筆を使った。 ロンドンの暴動のニュースを耳にした時、私は真っ先にこのボールペンのジョークを思い出した。死者の出るような大事件とは思っておらず、不謹慎極まりなかった。日での報道はやや沈静化したものの、暴動はいまだに収束していないらしい。 ◆ ◆ ◆ ここまでの流れをまとめると: ・8月4日、黒人男性が警官に射殺される。 →人権団体が抗議・射殺はほんとうに妥当だったのか? →不良たちが便乗、略奪行為を始める。 →A

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    x-osk 2011/08/14
  • ニートが揺るがす「勤労」の幻想/無職たちは合法的略奪を目指す - デマこい!

    「うちの息子が、いい年こいてまともな仕事についてなくて……」 大人の集まる飲み会では、必ずこういう愚痴を耳にする。 ニートや非正規雇用者の数はうなぎ登りに増えていて、すでに「ニュースの向こう側の世界」の出来事ではない。あなたの家族・親戚にも、一人ぐらいは「まともに働かない大人」がいるはずだ。もしかしたら、あなた自身がそういう立場かも知れない。私たちはすでにこの問題の当事者だ。 このことを考えれば、イギリスの暴動は私たちにとって対岸の火事ではない。ロンドンで暴動を起こしたのは無職の若者たちだった。彼らは「打ちこわし」という違法な手段を使って略奪に走った。「無職」かつ「不良」な人間が一定数を超えると、あのような犯罪が起こる。しかし日で増えているのは、無職かつ「善良」な人々だ。そういう人たちは違法行為には手を染めない。合法的な略奪を狙う。 そもそも「勤労」という概念は、産業革命によって生まれた

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    x-osk 2011/08/13
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