不正入手したクレジット情報で購入した化粧品などをフリーマーケットアプリで転売したとして、1月に暴力団員らが逮捕された。彼らは実行犯に過ぎず、首謀者として海外の犯罪グループがからむ可能性があるという。海外の犯罪グループが陰で糸を引き、日本人から金銭をだまし取る事件は後を絶たず、専門家は「性善説が浸透している日本は格好のターゲットになっている」と警鐘を鳴らしている。 【イラストでみる】小学生がパスワード突破、100万円以上も多発するゲーム課金 ■フリマアプリで転売 昨年6月、横浜市のマンションの一室。捜査員が家宅捜索に入ると、50箱以上の段ボール箱が所狭しと積み上げられていた。「足の踏み場もない状態だった」と捜査関係者は振り返る。段ボールには、化粧品や乳児用品など約200点が入っていた。 発端は同月に奈良県内の輸入販売業者から、「不正利用のクレジットカードで商品をだまし取られた」と奈良県警に連