厚生労働省は28日、全国で27日に行われた国家検定「ファイナンシャル・プランニング技能検定」の試験問題が、試験を実施した一般社団法人「金融財政事情研究会」(東京)のホームページ(HP)を通じて事前に漏えいしていたと発表した。 1~3級で延べ約26万人が受験を申し込んだといい、同省は再試験を行うかどうか検討する。 同省と同研究会によると、試験は27日午前10時から行われた。同研究会では、過去の問題をHPで公開しているが、問題ごとに割り振られているURL(ネット上の住所)の一部を試験実施日を意味する「20130127」に書き換えることで閲覧可能な状態になっていたという。 同研究会には、試験開始前の同日午前8時30分頃、匿名で「HPで試験問題が見られる状態になっている」と電話で連絡があった。同研究会は閲覧が可能になっていることを確認し、書き換え操作をしても見られない措置を取った。「問題がどこまで