榎本憲男★『サイケデリック・マウンテン』絶賛発売中!!! @chimumu バツグンに頭がよく、強大な敵の創出は、物語を面白くしてくれるが、なかなかこれが難しいということを、断続的につぶやいておるのだが、小説『虐殺器官』(伊藤計劃著)には、ジョン・ポールという変わった敵が出てきて、これが大変に妙味深かった。 榎本憲男★『サイケデリック・マウンテン』絶賛発売中!!! @chimumu ジョン・ポールが入国すると、しばらく後には、その国や地域の政情が不安定になり、紛争や内戦が勃発し、血の雨が降る。故にCIAからも国防省からも、殺せという命令が出ているテロリスト(?)である。このキャラクターの造形がまず鮮烈だ。 榎本憲男★『サイケデリック・マウンテン』絶賛発売中!!! @chimumu どのような手法よってジョン・ポールは虐殺の祭典を引き起こしているのかという謎に、読者の関心はまずは注がれるのだ
アニメ化などのメディアミックス時に原作ファンが見たいのは「原作に触れた最中にうおおおおっと脳内で盛り上がったイメージをピンポイントで具体化したもの」でしょう、と、このあいだ人に話していました。 その逆に、スタッフが作ってしまいやすい(しかも自信満々の態度で提供しやすい)のは「出来事をまんべんなく質の高い映像に落とし込んで並べたもの」であって、そこに原作ファンのガッカリポイント、ファンとスタッフの「軋轢」や「齟齬」が集中すると考えていいはずです。 熱心なファンは「深い感動」を経験している ある作品のファンになる動機としては、「強い感動」が不可欠です。 そして、その感動には「脳内で勝手に盛り上がった主観的なイメージ」が必ずともなっています。 この「勝手に盛り上がった」という部分が重要です。 世の中の多くの作品……特にオタク向けの作品は、お世辞に言っても「万民が感動する」とは言いがたいもので、「
「本といっても小説なんかばかり読んでも仕方がない、ビジネス書を読まなければ」みたいなとてもイノセントでバイオレンスなことを言ってしまう人も多いけれど、逆こそが真であると思いたい。「ビジネス書ばかり読んでも仕方ない、もっと小説とかマンガとか人文書なんか……を読んだほうがいい」と。 しかし、そもそも何を言っているのか皆目わからない人もいるだろうし、理解してもらうためのストーリーをつくるのも一筋縄ではいかない。ほんとうに多くの言葉が必要になる。 ここで言いたいのは、仕事や生活の要素技術としてのリベラル・アーツの重要性だが、わたし自身がいずれかのジャンルのエキスパートだとういこともないし、たとえ学んだものがあったとしてもそれこそ雑学レベルの蓄積しかないため、いっさいの説得力がない。職場では、日頃なにかにつけ、ジョブズの言葉に仮託し、「TECHNOLGY & LIBERAL ARTS」こそが私たちの
有効投票数:646 順位 得票 タイトル 著者名 版元名 1 72 本にだって雄と雌があります 小田雅久仁 新潮社 2 59 屍者の帝国 伊藤計劃、円城塔 河出書房新社 3 28 わたしがいなかった街で 柴崎友香 新潮社 4 26 ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ 金井美恵子 新潮社 5 21 ここは退屈迎えに来て 山内マリコ 幻冬舎 6 17 金の仔牛 佐藤亜紀 講談社 7 13 64 横山秀夫 文藝春秋 7 13 双頭のバビロン 皆川博子 東京創元社 8 12 ウエストウイング 津村記久子 朝日新聞出版 8 12 母の遺産―新聞小説 水村美苗 中央公論新社 8 12 嵐のピクニック 本谷有希子 講談社 9 11 ソロモンの偽証( 第Ⅰ部事件 第Ⅱ部決意 第Ⅲ部法廷) 宮部みゆき 新潮社 9 11 飛行士と東京の雨の森 西崎憲 筑摩書房 10 9 クエーサーと13番目
Twitter小説として人気を博し、書籍化に続いてオーディオドラマ化が発表されたニンジャスレイヤー。 Twitter発の作品として、これだけのメディア展開をしている作品はなかなかないと思われます。 ネオサイタマ電脳IRC空間 ニンジャスレイヤー書籍公式サイト ◇まとめ◇エビテン、アマゾンネット限定版を含む対象書店での先着購入特典として、「ベイン・オブ・サーペント」オーディオドラマがDLできるイラストカードの配布が決定。対象書店詳細は発売日近日にあらためて告知いたします。◇以上です◇ 2013-02-22 13:48:32 via web ニンジャスレイヤーがなぜここまでのメディア展開ができたのか? それには広報に加えて、作品の構成、表現も新規読者と既存読者の両方を満足させられるよう最適化するという緻密な計算がありました。 ニンジャスレイヤーを語る前提として:WEB小説という媒体とTwitt
■内容紹介(Amazonより。以下全作品同様) 普通の町に生きる、ありふれた人々がふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる5篇。現代の地方の姿を鋭く衝く短篇集 ■感想(Amazonカスタマーレビューより一部抜粋。以下全作品同様) 人の感情の細かい襞をすくいあげるような感じで丁寧に描かれた文章で、どれもありふれた事件なのですが読みごたえはあります。特にこの短編集では、男の人の描き方が非常に上手いなあという印象を受けました。主人公と深くかかわることになる男たちが皆、ある種の不快感をこちらに与えてくるのですが、それが妙に現実味があるというか、こういう人いるよねっていう絶妙な気持ち悪さなの…… 私が今まで読んだ辻村さんの小説の中で、1番凡庸なお話だったな…というのが読後の感想です…… 他、詳細はこちら 第144回直木賞(2010年下半期) – 道尾 秀介『月と蟹』
「ああ、そういや、おれ、あんたの親父さんには悪いかもしれんけど、最近、水俣病の本、まあ小説なんだけども、読んどるんですよ」 と、おれ。 「ま」 と、声に出したか出さないか、キッとくちびるを結んで眉を吊り上げる母。息子だからこそわかる程度の変化ではある。それゆえ、母が怒りに似たなにかを溜め込んだな、というのが一目でわかる。彼女は怒りや鬱憤、憎悪、不愉快をいったんは溜め込むタイプの人間だ。そして、溜め込んだそれが膨れ上がって大爆発させるかというとそうでもなく、小規模のベントを続けたり、せいぜい小規模の爆発を起こすくらいだ。 おれは母と子の雑談のにやけ顔のまま、内心も少しほくそ笑んで、「お、やっぱりそこはタブーか」などと思う。目の前にいるのが母ではなく興味深い昭和史を語ってくれる、生きた本みたいに見える。おれにはあまり人間味がない。 が、しかしだ。それがおれの想像以上にセンシティブな問題であると
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人気ブログ「俺の邪悪なメモ」の著者・罪山罰太郎さんが「葉真中顕(はまなかあき)」名義でミステリー作家としてデビューすることを発表。これに伴い、過去のブログ記事を全て削除した旨を説明するエントリを投稿して話題になっています。 罪山さんは、はてなダイアリー「俺の邪悪なメモ」で人気ブロガーとしての地位を獲得し、ガジェット通信への寄稿など他媒体でも活躍。しかし、近年はそれら「趣味のアウトプット」を止めて小説を執筆していたと明かし、日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した小説「ロスト・ケア」で「葉真中顕」として作家デビューすることを発表しました。 「ロスト・ケア」は審査員の満場一致で受賞が決まったとのこと また、「これを機に、ブロガー罪山としての活動はオシマイにして、『葉真中顕/はまなかあき』名義での作品づくりに専心」するとして、事前の予告通り過去の記事を全て削除。「はてな村は、私にとって薬であり毒で
感動作の多い重松清ですが、中でも1位2位を争うだろう傑作。 家庭崩壊に直面したある男が、幽霊が運転するワゴンに乗って、人生の岐路になった過去へ旅します。
最近、ごく短い、新たな形の小説が続々と生まれています。 背景にあるのは、スマートフォンやタブレット型端末の急速な普及。 電車やバスの待ち時間など、ちょっとした空き時間があれば、気軽に読むことができるこの「超・短編小説」の人気について、科学文化部の田辺幹夫記者が解説します。 人気の秘けつは? 東京都の会社員、戸塚侑大さん。 通勤電車や外回りの待ち時間に楽しんでいるのはスマートフォンで読む小説、わずか5分で読み切れる「超・短編小説」です。 戸塚さん、「1つの作品がとても短いので、乗り換えなど、ちょっとした空き時間に読めるのが魅力です。スマートフォンだといつも持ち歩いているので荷物も増えませんし」といいます。 戸塚さんお気に入りのシリーズは、1つの作品が2000字以内。 専用のアプリをダウンロードすると、ひと月に20本ほどの新作を読むことができます。 作品は2000字以内 このシリーズ
恐れ入ります。 当然、小説のお話にもなるとは思うんですが 「主夫」とは、 いったい、どのような毎日を送っているのか、 以前から、すごく興味がありまして。
初めて書いた電子書籍のSF小説『Gene Mapper』が、紙の書籍を押しのけ、アマゾンで1位に。スピード感のある文章と緻密な構成の内容もさることながら、執筆から表紙デザイン、広告までをプロ級に一人で行なったということで話題を呼んだ。『Gene Mapper』の成功を機に、文芸誌デビューも果たした作者の藤井太洋氏に、『Gene Mapper』誕生の裏話から、セルフパブリッシング、そして次回作の概要までをうかがった。 『Gene Mapper』 藤井太洋氏が2012年に発表した処女作。進化し続ける科学技術に一石を投じる深いテーマと、スピーディーな文体とストーリーで一躍話題となったSF長編。1月28日までキャンペーン価格300円で購入できる。 【ストーリー】 2014年にインターネットが封鎖され、拡張現実が日常的に使われるようになった2037年。農作物にかわり、遺伝子を操作した“蒸留作物”の外
戦国・安土桃山時代の武将、織田信長が女性だったら-。この大胆な仮説を基に描かれた時代劇「女信長」が今春、フジテレビ系で放送される(2夜連続予定)。佐藤賢一の同名小説が原作で、村瀬健プロデューサーは「一見、荒唐無稽に思えるかもしれないが、見終わったときには『もしかしたら信長は本当に女だったのかもしれない』と思っていただける説得力があると思う」と自信をみせる。(豊田真由美)◇ 「女性として生まれた信長が、女が暮らしやすい、女のための世の中を作るために天下泰平の世を作りたいと考え、日本を新しい世界に導いたという原作の発想が面白く、その部分を強く描いたドラマにできたらと思った」。村瀬プロデューサーは、同作を企画した理由についてこう説明する。 主演には「『女信長』というタイトルを見た瞬間、顔が浮かんだ」という女優の天海祐希(45)をキャスティング。天海は女性(御長(おちょう))として生まれながら、家
諸事情あって詳細はぼかさせて頂くが、以前、割と眼前で以下の様な経緯を見た。 1.ある漫画ファンの人が、漫画家の方をTwitterでフォロー。 2.ある時、7割褒め言葉、3割要望、みたいなreplyを送る 3.その漫画家の方が、3割要望の部分を批判・非難と受け取ったらしく、ややキツい言い方で回答のreplyを返す 4.何ツイートかやり取りがあり、喧嘩とまではいかないが、あまり友好的でない雰囲気になってしまう 5.そのかなり後、ファンの人が「あんな人だとは思わなかった」的な発言と共にフォロー外し。その漫画自体についても否定的発言。 歯切れが悪い書き方になってしまっているのは勘弁して頂きたい。ただ、まあ、この例に限らず割とよく見る光景だとは思う。 論点は幾つかある。別にどちらが悪いという訳でもない、結果的にはお互いちょっとずつ許容量とか優しさとか抑えが足りなかっただけの事例だとは思うのだが、ちょ
3巻で340万部を超えた三上延さんの人気ライトミステリ小説『ビブリア古書堂の事件手帖』(アスキー・メディアワークス刊)のパロディ小説『ビブリオ古書堂の事件手帖』(三上廷/上海電波有限公司刊)に対し、東京地裁は13日、「原作を尊重する態度が見られない」として、原告が訴えていた販売差し止めの仮処分申請を認める判断を下した。 『ビブリア古書堂の事件手帖』は、古書店の店主である栞子(しおりこ)が、古書にまつわる謎や秘密を解き明かしていくミステリ小説。表紙に描かれているように長い黒髪と清楚な容姿、また極度の人見知りながらも、古書についての知識が非常に豊かという栞子のキャラクターも人気のひとつだ。 今回、販売差し止め命令を受けたパロディ小説『ビブリオ古書堂の事件手帖』は、主人公の名前こそ同じ栞子だが、容姿はくせ毛の短髪。性格も静謐(せいひつ)な古書の世界に没頭する人見知りではなく、構内で踊りながらラン
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