近年、イタリアでは3バックを採用するクラブチームが増えている。セリエAで優勝を争うユベントスとナポリは昨季も3バックでプレーしていた。 Jリーグでも昨季優勝したサンフレッチェ広島が3バックを採用し、かつて広島を率いていたミハイロ・ペトロヴィッチ監督の浦和レッズも同種の3バックを用いている。 ただ、3バックといっても形態はそれぞれで、一概に「3バックの復権」とはいえないところがある。 そもそも広島と浦和の3バックは、ほぼキックオフ時だけのフォーメーションだ。キックオフ時には3ー4−2−1になっているが、攻撃時はほぼ4−3−3であり、守備のときは5−4−1に近い。3バックになるのは攻撃と守備の移行状態のときだけなのだ。 守備から攻撃に移ると、3バックの左右のDFは外へ開いてサイドバック(SB)になる。同時に1人になった中央のセンターバック(CB)の近くにMFから1人が引いてくる。広島なら森崎和
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