福岡市が、東区香椎照葉4の「アイランドシティ(人工島)中央公園」で今年9月末までの4年間に、特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」8201匹を発見、駆除していたことが18日わかった。 これまで「住民の不安をあおる可能性がある」として公表していなかった。 市みどり管理課によると、同公園は宅地売却が進む人工島東側の中央部にあり、2008年9月に最初に見つかって以降、管理を委託した業者が週1回、遊具周辺や側溝などを調べて駆除。卵の入った袋「卵のう」も計3161個を発見、駆除した。同課はすでに、公園内の5か所に注意を呼び掛ける看板を設置している。 同市では、市民の通報による新たな発見例については生活衛生課がホームページなどで公表しているが、中央公園や「みなと100年公園」(東区香椎浜ふ頭1)などでの定期的な駆除数は含めていなかった。 生活衛生課は「今後は、(両公園などの)駆除数の情報集約を徹底し、