ssmonline #43 での発表資料です。 (運用設計ラボ合同会社 波田野裕一)
![AWSで”最小権限の原則”を実現するための考え方 /20240722-ssmjp-aws-least-privilege](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3f614a2e531536913b84aeed027e675dd1222094/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffiles.speakerdeck.com%2Fpresentations%2F38ed037ac1014e2c98f16eeab2c8b79d%2Fslide_0.jpg%3F31066959)
ssmonline #43 での発表資料です。 (運用設計ラボ合同会社 波田野裕一)
もうずいぶん昔のことです。 当時、すでに八十歳を超えていた母方の祖母とふたりきりで、ロンドンを旅したことがあります。 何故そんなことになったかというと、ある年のお正月、皆で祖母宅に集まったとき、私がイギリスで過ごした日々の思い出話を親戚たちに求められたのです。 それで問われるままにあれこれ語っていたら、祖母が「一生に一度でいいからイギリスに行きたい。お姫様のような旅がしたい」と言い始め、それを聞いた伯父たちが、それなら資金を出すから私が連れていってはどうか、と言い出したのだったと思います。 高齢者というのはたいてい何かしら気難しいところがあるものですが、祖母も典型的な「プライドが高すぎるめんどくさい年寄り」であり、既にまあまあ認知症も進んでおり、扱いの大変さを知っている母や叔母は強く反対しました。 祖母が海外で体調を崩したりしたら大変、というのが反対の理由でしたが、今思えばむしろ、ひとりで
2013-06-24 2012年4月23日にテキサスの Austin で行われた RailsConf 2012 での Rich Hickey (@richhickey) さんによる基調講演、Simplicity Matters を書き起こして翻訳しました。 Rich Hickey さんは Clojure や Datomic の作者です。 この翻訳は Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 ライセンスに基いて公開します。 Rich Hickey 講演 e.e d3si9n 訳 談: こんにちは。ご招待いただきありがとうございます。 聞く所によると RailsConf はいつもコミュニティーからかなり外れた人を選ぶらしく、今回は僕ということになりました。 僕の電話ボックスは外に駐車してあります。(会場、笑) だけど、今日は言語の壁を越える話題を持
Engineering Teamの Akira MAEDA です。 今回はKaizen Platform, Inc.社内にあるエンジニア行動指針を紹介したいと思います。 このエンジニア行動指針は創業間もない頃に技術顧問のNaoya Itoが中心になって作成し、今から2年半ほど前にオフィスに遊びに行った私に、CTOのToshimasa Ishibashi、Naoya Itoの二人がKaizen Platformの実現しようとしている未来とともに熱心に説明してくれ、私のKaizen Platformへの転職のきっかけになったことを今でも思い出します。 以下内容 — - Kaizen Platform, Inc. エンジニア行動指針Message from CEO (Kenji Sudo)・ 我々はクラウドソーシングで新しい働き方を作り出していく集団なんだから、我々自身も新しい組織のあり方に挑戦
「パーキンソンの法則」という言葉は、どこかでお聞きになった方も多いかもしれません。本書は10章からなり、今回はその中から3つに絞ってご紹介します。手に入れた日本語版もやや古いので、訳や解釈をより今の状況に合わせるために原本を取り寄せている間に時間がかかってしまい、いつもより掲載が遅れたことをお詫びします(したがってこのコラムでの日本語訳は、日本語版の日本語訳と若干異なっている場合がありますのでご了承ください)。 この本が出たのが1957年ですから、なんと58年前、約2世代前になります。「そんな古い本、役に立つの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「法則」は何年たっても「法則」です。1000年たったら「重力」が変わるわけではないですし、たとえば「九九」がいつ発明(?)されたのか知りませんが、現在も、そして将来も、すべての計算の基本になることは間違いないでしょう。 アメリカでも、慶
今日はシリーズCのファイナンスとして43億円の資金調達が完了したリリースを出しました。企業としてはもう一段上のステージを目指そうと思います。このブログを更新することはもう滅多になくなりますので、これまで何を考えてやってきたかを改めてまとめておくことにしました。 外貨を稼ぐロールモデルを作る 2010年頃から「外貨を稼げなければ日本の企業は未来がない」と考えるようになっていました。日本の人口は減少を続けていて、国内の産業が縮小していくのは確実だからです。一方で、企業としては短期的に見れば国内にリソースを集中したほうが効率的ですし、東京の出来上がってるエコシステムに乗っかったほうが成功確率は高いのは間違いないです。 経営判断としてはそれが『正解』であること、経営者としてそれを求められていることも本当はよく理解していました。 ただ、同じレールに乗ればこれまでと同じ場所に辿り着くのは見えていたから
DeNAにおける"本気"の濃度 南場: 3つめの質問は、尊敬する先輩はどういう人がいるか。 宮川:DeNAの社員に対してどういうイメージを持っているかと、尊敬しているかってことですよね? まず、さっき中島さんも言ってましたけど、いろんな人種がいるんです。そしてみんなそれぞれの仕事の、ゲームだったらゲームだとか、各々の分野に対してマジで本気なんですよ。 例えば「お菓子をモチーフにしたゲームを作ります」っていったら、その場でお菓子買ってきてずっと眺めるみたいな。 (会場笑) でもそれも結局、どうやったらリアルな質感を出せるのかってことを本気で、かなり細かく考えている。それを眺めているのを見て、やっぱすげーな、みんな本気だな、と思う。 何かのテーマに対して議論をすると、溜まりに溜まってるものが全部溢れ出てくるかのごとく、本気の意見が返ってくるんですよ。そういう環境で意見を交わしていると、本気なん
結婚について書かれているブログを読んで、自分たちの結婚へ向けて参考にしたいと思っている方も多いのではないでしょうか?ジューンブライドという言葉もあるように6月はたくさんの人が幸せな人生のスタートさせる時期です。結婚とはこれからの人生、苦楽をともにするパートナーとの船出であり、色々な覚悟が必要な人生における大切な決断でもあります。 今日は結婚を控えている婚約中の人にも、プロポーズをしようと思っている人にも、結婚をしている既婚者にも、結婚願望が全くない人にも、『結婚ってなんだろうと。』と立ち返って考えさせてくれる素晴らしいブログ記事、良エントリー10選をご紹介いたします。 スポンサーリンク GIGAZINE – 幸せな結婚生活をし続けている夫婦の10個のヒミツ 幸せな結婚生活をし続けている夫婦の10個のヒミツ – GIGAZINE 日本で最も影響のあるブログメディア『GIGAZINE』の結婚に
2013-12-24 iOS開発者にためになる大ヒットアプリ開発社のインタビュー記事6選 iOSの大ヒットアプリは開発者のアイデアや思想、テクニックなどで成り立っています。今回まとめたのは、その一部分が感じられる開発者のインタビューです。これらのインタビューから大ヒットアプリのヒントをつかめるかもしれません。 Pocketの注目新機能「ハイライト」秘話:アイデア誕生からローンチまで2年を要した理由とは? : ライフハッカー[日本版] 『Mailbox』のつくりかた:最強のGmailアプリを生んだ、試行錯誤の舞台裏 : ライフハッカー[日本版] 『CARROT』のつくりかた:作家志望の私は如何にしてプログラミングを覚えてアプリを生み出したか : ライフハッカー[日本版] ユニクロ「スマホアプリも世界展開」でシステム再構築、その全容がすごい【ファーストリテイリング×ゆめみ座談会】 - エンジニ
以前「面白いの先」というエントリーを書きましたが、やはり僕は今でもこの感覚を強く持っています。ネット業界では、相変わらず「面白いね」と評価されては消えていくサービスが後を絶ちません。 ・「面白い」以外に何が足りないのか? ・「面白い」の先に行くためにはどうすればいいのか? 長らくこういったことを考える日々が続いていましたが、最近になってようやくこの問いに自分なりの答えを出すことができた気がします。 キーワードは、「執着」です。 これは、「面白い」を超えて継続性・持続性のあるサービスを作るためには、ユーザーがサービスに執着する状態を作ることが重要なのではないかということです。おそらく、これまで消えていってしまったサービスは、ユーザーを執着させることができていなかったはずです。 もちろん、サービスの成功要因はこれ以外にも様々あると思いますが、そう思うあまり、これまでは自分が企画を詰めたりレビュ
国内でアジャイル開発を普及させることを目指し、IPAはアジャイル開発の国内での活用事例をまとめた「アジャイル型開発におけるプラクティス活用事例調査」として、調査報告書、およびプラクティス活用のためのリファレンスガイドなどを公開しました。 IPAがこのような調査報告書を公開する背景として、「国際競争力強化のため、世界的に主流になっているソフトウェア開発手法であるアジャイル型開発に日本でも取り組む必要がある。しかし、現状、日本では「普及が遅れており、ようやく認知され始めた」段階であるとされている」と調査報告書に記述されています。 報告書では、国内の26のアジャイル開発事例についてその状況をまとめることでナレッジの集積をはかるとともに、今後の普及に向けた提言を記しています。 日次ミーティング、ふりかえり、イテレーションが国内3大プラクティス 国内でアジャイル開発の普及が阻害されている要因として、
目次 小説の書き方。知識0から誰でもおもしろい物語が書けるようになる! 『努力』『友情』『勝利』の法則 物語は竜頭蛇尾を心がけるべし 本編とリンクした掌編小説を冒頭に置く 動機。抑圧。目的の達成 初心者は主人公いじめが足りない! 悲劇的だけれど実は読者の憧れの状況でもある 登場人物に複数の動機を与える キャラクター同士の対立を描く 弁証法の構造を物語に取り入れる 読者の心を揺さぶるには? ハッピーエンドとバットエンド 貴種流離譚 小説の得意分野、苦手分野 演じることの重要性とテンプレートの危険性 主人公を徹底的に活躍させよう 再読される小説。口コミしたくなる物語の構造とは? 「キャラの魅力を魅せる」のがシナリオ 邪道と見せかけて王道 数字で強さを明示する 謎は危機と結びつける ラノベとは承認欲求を満たすツールである 100年経っても変わらない読者を感動させる方法!(創作フォーラム) おもし
Sencha Touchの開発チームがHTML5で高速に動作するFacebookアプリを開発したことを紹介した1つ前の記事 「Facebookのモバイルアプリが失敗した理由はHTML5のせいじゃない。HTML5でサクサク動くFacebookアプリを作って見せたSencha Touch開発チーム」は、非常に多くの読者に注目されました。 この記事で紹介したSencha Touch開発チームのブログ「The Making of Fastbook: An HTML5 Love Story」の後半では、どのようなテクニックを用いて高速なHTML5アプリケーションを実現したのかも紹介されています。 この記事では、その3つのテクニックについてポイントを紹介したいと思います。タイムラインやニュースフィードのようなユーザーインターフェイスを備えたモバイルアプリケーションは、これから広く開発されていくことにな
スタンフォード大学で受講生たちの行動を次々と激変させたという「奇跡の授業」を書籍化した、『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル著、神崎朗子訳、大和書房)。世界15カ国で刊行され、ニューヨーク・タイムズやタイム誌をはじめとする全米の大手メディアで絶賛された世界的ベストセラーです。 注目すべきは、本書が「意志」の力を根本的に捉えなおしている点。心理学、神経科学、経済学などの最新の科学的成果を盛り込んだ方法論によって、「どうしたら悪い習慣を捨てて健康的な習慣を身につけられるか」「物事をぐずぐずと先延ばしにしないようになれるか」「集中すべき物事を決め、ストレスと上手に付き合うにはどうしたらよいか」が説明されているのです。 今日はその中から、潜在能力を引き出すための3つの力について解説した第1章「やる力、やらない力、望む力」を紹介したいと思います。著者によると、「やる力」「やらな
【Web制作などの依頼で「概要」しかわからないのに「とりあえず見積が欲しい」と言われたとき、私はこんなことに気をつけています】 どうもです。いきなりですが、私は毎年この年末から来年の3月末あたりまで、段階的に仕事周りが騒がしくなって来る時期だったりします。決算期の都合もあるんでしょうかねぇ。似たような状況の方も多いのではないかと思います。ほんと、最近依頼が多いです。 ところで、仕事の依頼があるって嬉しいことです。 普段あまり交流のなかった方から突然の依頼や、または、人づてで紹介を受けたりなど。紹介を受けるってことは「仕事ちゃんとしてくれるよ」ってのを認めてもらえた証拠だと思っています。本気でうれしいです。 と、ここで「依頼」についてちょっと掘り下げたいな~と思いました。本題に入る前に、少しだけ前置きにお付き合いくださいますと幸いです。 ・・・「依頼」っていろいろありますね。 「ハマる依頼」
強い通り雨が過ぎて晴天の空が現れたとき、私は小高い場所か、空を広げる場所を探す。太陽を一瞥してその反対の空を見上げる。運が良ければ、そこに虹がある。大空を渡す虹がきれいに見えているなら、円弧の外側に目を向け、もう一つの虹、薄い副虹を探す。虹はしばしば二重になっているのだ。主虹と副虹。そして、その二つの虹の色の順序が逆になっていることを確かめ、すこしうっとりとした気持ちになる。 なぜ、主虹と副虹と色の順序が違うのか? その前になぜ虹が現れるのだろうか。その説明は比較的簡単な物理学で説明できる。もし私の横に同じ虹を見ている人がいて、そのことに疑問を持つなら説明したい。なぜ? 私は虹が好きだし、その仕組みも好きだ。物理学が好きな少年だった。 そうした思いがそのまま本書「これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義」(参照)にある。主虹と副虹もきちんと実験を含めて説明されている。そうだ、
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