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ブックマーク / toyokeizai.net (12)

  • 「乗り入れ先」が原因で遅れる地下鉄はどこか

    首都圏の鉄道では当たり前となっている相互直通運転。2013年3月に始まった東京メトロ副都心線と東急電鉄東横線の乗り入れに伴う、東急・みなとみらい・メトロ・西武・東武の5社による相互直通運転や、2015年3月にスタートしたJRの「上野東京ライン」など、近年その規模はますます拡大している。 相互直通運転は、乗り換えなしで郊外と都心を直結し、混み合うターミナル駅での乗り換えがいらない便利さの一方で、列車の遅れを拡大する要因になっていると指摘されることも多い。遠く離れたほかの路線で発生したトラブルによって、自分の乗る電車が遅れたり、直通運転が中止になったりといった経験のある人も少なくないだろう。 では、相互直通運転は実際にどの程度、列車の遅れに影響を与えているのだろうか。 過去3年間のデータを調査 相互直通を大規模に行っている路線といえば地下鉄各線だ。東京メトロは路線ごとに運行情報を提供する公式ツ

    「乗り入れ先」が原因で遅れる地下鉄はどこか
  • 「ほっともっと」の出店が大幅遅延する理由

    持ち帰り弁当チェーン「ほっともっと」を全国展開するプレナスが、出店戦略の見直しを迫られている。 同社は今2018年2月期において、ほっともっとの新規出店を年間206店舗とする計画を期初に描いていた。だが、もくろみどおりには出店が進まず、上半期末に当たる2017年8月末時点で、期初計画の半分以下となる年間102店舗に下方修正。同年12月末時点で74出店にとどまっている。年間ベースで修正計画を超えられるか微妙なところだ。 退店についても、期初では年間15店舗を計画していたものの、上半期末時点で年間29店舗に見直した。ただ、昨年末時点での退店数は33店舗となり、すでに修正計画を超過している状況だ。 小型店の出店を加速するはずが・・・ 近年、プレナスはほっともっと不採算店舗の整理を優先してきた。2016年2月期は出店64、退店106。続く2017年2月期も出店56、退店91と、出店数を退店数が上回

    「ほっともっと」の出店が大幅遅延する理由
  • お宅訪問で見えた「お金が貯まる家」の共通点

    今年の目標は?と問われたとき、回答のベスト3に必ず入ると思われるのが「今年こそはおカネを貯める」だろう。 長らく雑誌編集者であった筆者が担当した雑誌も、新年号(発売は12月だが)のメイン特集のテーマは、押しなべて「今年こそ貯める!」だった。今や女性誌でも年に100万円貯めるとか、総額1000万円は貯めていないと、読者に「すごい!」と言ってもらえない。また、実家の援助もなく、社宅暮らしでもなく、バリキャリではなく専業主婦かパート勤務ので、子どもがいて、夫の年収は手取り300万~500万円台までで……の人を探さないと、これまた「すごい!」と言ってもらえないので、どんどん取材対象者のハードルは上がっていく。 年間100万円でなくても80万円貯めているならよしとするか、あと2年で1000万円に達するなら合格だろうか――つねに雑誌作りの現場には悩ましい空気が流れたものだ。長年そうやって貯めた人たち

    お宅訪問で見えた「お金が貯まる家」の共通点
  • ビットコインを買い込む日本人投資家の末路

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    ビットコインを買い込む日本人投資家の末路
  • 「日本は借金まみれ」という人の根本的な誤解 | インフレが日本を救う | 村上尚己 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

    実際のところ2008年のリーマンショック直後から、米国の中央銀行であるFRBは、国債などの大量購入に果敢に踏み切り、それが一足早い米国経済の正常化を後押しした。その後、2012年の第2次安倍晋三政権誕生後の日銀総裁・副総裁人事刷新を経て日銀行はFRB(米国連邦準備制度理事会)にほぼ4年遅れる格好で大規模にバランスシートを拡大させる政策に転じた。 これが、アベノミクスの主役となった量的質的金融緩和政策が始まった経緯である。筆者には日のメディアがこれを正しく伝えているようには思われず、いまだに日銀は「危険な金融緩和」を続けているなどといわれている。 実際には、最も金融緩和に慎重とされたECB(欧州中央銀行)も含めて、多くの先進国の中央銀行は大規模な資産購入拡大を行っており、日銀もその1つにすぎないというのが投資家の立場での、筆者の見方である。つまり、雇用を生み出し国民生活を豊かにするために

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  • 朝ラッシュの大手私鉄「全国一」遅い列車は?

    筆者は東洋経済オンラインで2017年2月より、「朝の通勤通学時間帯、大手私鉄で最も速い列車は何か?」をテーマに、関東編(「朝」の首都圏大手私鉄、一番速い列車は何か)と関西編(「朝」の関西大手私鉄、一番速い列車はどれだ)、さらに日全国(全国大手私鉄「朝ラッシュ」最速運転ベスト20)と3つの記事を掲載してきた。 また逆に、いちばん遅いノロノロ運転の列車はどれかについても、関東圏・関西圏に分けて調べてみた。それが「朝」の首都圏大手私鉄、遅い列車はどれかと「関西大手私鉄」朝のノロノロ運転ランキングである。 今回は関東編・関西編の結果を統合し、これらのエリアに含まれなかった名古屋鉄道(名鉄)名古屋線と西日鉄道(西鉄)天神大牟田線も入れ、東京メトロを除く全国の大手私鉄で、朝ラッシュ時に最も遅い列車は何かをランキングしてみることにした。 朝ラッシュ時に最も遅い列車は? 調査のルールは関東編・関西編

    朝ラッシュの大手私鉄「全国一」遅い列車は?
  • 池袋駅とサンシャイン結ぶ「LRT」構想の全貌

    「豊島区は全国でいちばん注目されている。昨年に新庁舎が完成し、今年7月には地元の小池百合子氏が都知事に選出された。いよいよ”時が来た”という思いだ」。8月8日、豊島区内で開催されたシンポジウムでマイクを握った高野之夫・豊島区長の声が熱を帯びた。 豊島区を代表する街、池袋は新宿や渋谷と並ぶ繁華街の一つ。池袋駅にはJR、西武鉄道、東武鉄道、東京メトロが乗り入れ、1日の利用者数は250万人を超える。駅周辺には西武百貨店、東武百貨店などの巨大百貨店が軒を並べるが、その一方で東京芸術劇場をはじめとした文化施設も多い。近年は、サンシャインシティの近くにアニメグッズや同人誌を扱う店が増え、アニメファンの集まる街としても注目を集めている。そんな池袋にLRTという交通システムを走らせようという計画がある。 池袋とサンシャインを結ぶ LRTとは「Light Rail Transit」の頭文字をとったもので、日

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  • なぜ「シン・ゴジラ」で鉄道が大活躍するのか | 映画・音楽 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

    映画「シン・ゴジラ」には鉄道が登場するシーンが実に多い。序盤では、首都圏の繁栄ぶりを示すかのように、通勤電車が画面上を縦横無尽に行き交う。中盤では京浜急行電鉄や、江ノ電こと江ノ島電鉄の列車が出てくる。登場人物が多摩都市モノレールの車両基地で重要な会話をするシーンがある。 「シン・ゴジラ」の制作には多くの鉄道会社が撮影に協力している。多摩都市モノレール、江ノ島電鉄、東急電鉄、京浜急行電鉄、北総鉄道が撮影協力会社として名を連ねる。 京急は撮影に全面協力 会社を挙げて全面協力したのが京急だ。蒲田駅で群衆がゴジラから逃げるシーン。人々がただ逃げるのではなく、画面に路線バスが映っているほうが日常感が出るという制作側のリクエストに応え、京急バスを貸し出した。また撮影中は駅周辺の道路が封鎖されたため、バスが迂回路を走るといった協力もした。 京急800形電車が吹き飛ばされるシーンがある。これはCG制作のた

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  • 55万部!「翔んで埼玉」がバカ売れした理由

    『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』(以下『翔んで埼玉』)という埼玉県を題材にしたギャグマンガをご存じだろうか。2015年12月の年の瀬に宝島社から発売され、3カ月足らずで55万部を突破したというヒット作品だ。だが、これは著者と編集者が汗水垂らして生み出す一般の新作マンガとは違う。30年前のマンガの復刻なのである。 出版不況と言われ続け、「も雑誌も売れない!」という悲鳴があふれる出版界にあって、なぜこのはバカ売れしたのだろうか。 マツコの番組で紹介されて火がついた 『翔んで埼玉』は、埼玉育ちの美少年が東京都民の埼玉弾圧に立ち向かうというストーリーで、ここ数年、ひそかなブームの「地方ディス」にマッチしたと言える。ブームの先駆けはドラマ化もされた清野とおるのマンガ『東京都北区赤羽』だろう。地方を愛をもってディスリスペクト(侮辱)したマンガの1ジャンルをこう呼ぶが、2012年にリ

    55万部!「翔んで埼玉」がバカ売れした理由
  • 「シャープを含め、企業再生に甘い薬はダメ」

    ――シャープが台湾・鴻海(ホンハイ)精密子業の子会社となることが濃厚です。 鴻海の言っている、経営陣の温存や事業の一体的な運営は、僕はあり得ないと思う。基的に企業再生に甘い薬はダメ。経営陣や従業員、金融機関、株主に、苦い薬を飲んでもらう必要がある。 (鴻海とシャープ買収で競った)産業革新機構は(銀行に債権放棄を要求するなど)、ある意味、きまじめに苦い薬を提示した。普通、官が甘い薬を提示して、民はもっと厳しい案を出すものだが、今回は逆。官がゾンビ企業を延命させてけしからん、という批判は当てはまらないと思う。ただ、裏返して言うと、鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は交渉者として、一枚上手だった。金融機関が甘いクスリに飛びつくのを見透かしていた。 そもそも電機業界はデジタル革命の中、垂直統合型のモデルがどんどん衰退して、水平分業が進んできた産業。その流れの中で生まれた水平分業の雄が鴻海と言える

    「シャープを含め、企業再生に甘い薬はダメ」
  • 東京の地下で進行する「メトロ大改造」の中身

    東京の地下鉄で大改造計画が進行中だ。新線建設が一段落したいま、既存路線の機能を再構築する工事がすでに始まっている。 東京地下鉄(以下東京メトロ)は、東京の地下鉄9路線を運営しており、副都心線を最後に新線建設を終え、既存路線の改良工事の対象を「点」から「線」に移した。駅などを部分的かつ個別に改良していた時代から、路線全体を集中的に改良する時代に入り、まさに大改造と言える大規模な改良工事をすることになったのだ。 では、なぜいま大改造が必要なのか。東京メトロの取締役で改良建設部長の野焼計史氏は、大きな課題である混雑の緩和や遅延の抑制を実現するには、部分的な改良だけでは不十分で、路線全体を大改造するしかないと語る。 今の施設では、さばききれない 混雑や遅延の大きな原因は、既存の鉄道施設ではさばききれないほど利用者数が増えたことだ。東京の地下鉄網は、戦前に開業した銀座線を除けば、戦後に山手線などの地

    東京の地下で進行する「メトロ大改造」の中身
  • 仕事のできない人はPDCAがわかっていない

    「たいへん申し訳ありませんでした――」 大企業の経営陣が深々と頭を下げて、謝罪をする。そんな記者会見の映像を、すっかり見慣れた方も多いのではないでしょうか。 記憶に新しい東芝の不正会計を筆頭に、大企業の不祥事が続いた2015年。海外に目を向けても、昨年上半期に販売台数世界1位に躍り出たフォルクスワーゲン(VW)が排ガス不正問題を起こし、日でも大きなニュースとなりました。昨年11月には、数珠つなぎ的にVW傘下のアウディやポルシェなどでも不正が発覚。販売台数も株価も落ち込んで、ついにはトヨタ自動車が世界販売台数のトップに返り咲きました。 なぜ、こんなにも頻繁に企業の不祥事が起きているのでしょうか? 2011年3月の東日大震災。大津波と原発事故の衝撃的な画像を覚えている方も多いと思います。当時、自然現象の「天災」と人が起こした「人災」という言葉を何度も目にしました。散々言われてきたことではあ

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