先月19日、ハワイのパンスターズ望遠鏡による観測で、太陽系外からやって来た小惑星(恒星間天体)が発見された。その後、NASAの科学者を中心とする研究チームによる観測で詳細が明らかになり、今月20日、科学誌『ネイチャー』に発表された。長さ400メートルの葉巻型発見者の名前をとって「Oumuamua」と名付けられたこの小惑星は、長さ400メートルの葉巻型をしている。(写真はNASAが発表したイメージ図)太陽系内の小惑星も球形でなく、いびつな形をしているが、これほど細長いものは現在見つかっていない。科学者たちは、太陽系の外から来た「Oumuamua」のこの異常な形に、太陽系誕生の過程を解き明かすヒントが隠れているのではないかと考えている。宇宙を旅する小惑星この小惑星「Oumuamua」は流浪の天体だ。どの恒星の周回軌道にも乗っておらず、これまで銀河の中を彷徨ってきた。今回の地球接近の後はペガスス