記者会見する自民党の二階俊博幹事長(右)。左は野田聖子幹事長代行=東京都千代田区の同党本部で2021年1月5日午前11時8分、竹内幹撮影 「いちいちケチつけるもんじゃない」。19日夜に放送されたNHK番組での、二階俊博・自民党幹事長の発言に批判が高まっている。政権の新型コロナウイルス対応を問われて語気を強めて反論したのだが、ネット上では「権力者の傲慢だ」などの声が上がる。「GoToトラベル」停止や緊急事態宣言の再発令などの政府対応には「後手」批判がつきまとい、報道各社の直近の世論調査でも不支持率が支持率を上回る。にもかかわらず異論や反論を封じようとする与党重鎮の姿勢をどう考えればいいのか。【金志尚/統合デジタル取材センター】 「他の政党に何ができる」 まず問題の発言を振り返っておきたい。 NHKは19日夜放送の「クローズアップ現代+」で二階氏と立憲民主党の枝野幸男代表への単独インタビューを