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ブックマーク / cyblog.jp (195)

  • 常識というウィルスを駆除する | シゴタノ!

    すっかり更新が遅れてしまいましたが(今は土曜日の深夜…)、金曜日に読んだ『頭のいい人が儲からない理由』というについて書こうと思いつつ、うまくまとめられず、とりあえず金曜版として、まずはさらりとご紹介することにします。 以下、「まえがき」より。 あふれる情報の波にさらされ、しかも、強迫観念から自らの情報収集行為をやめられず、未消化で雑多な情報の海に飲み込まれ、おぼれて窒息寸前の人々。 当たり前のことだが、そんなふうに受け身に情報を受け取るだけでは、まるでアウトプットに活用できない。何年も何十年もかけて溜め込んだスクラップ・ブックなど、読み返されることはないだろう。 私の周りも、そんな人ばかりで、何とか助けてあげたいと常日頃思っていた。そこに舞い込んだ書の執筆の話で、いくらかそういう人々を救う手助けになるのではないかと考え、それを引き受けることにした。 (中略) 書の根底を流れる思想は、

  • シゴタノ! - 『レバレッジ・リーディング』をレバレッジ・リーディングする

    最近話題になっている『レバレッジ・リーディング』というを読みました。概要は以前から噂に聞いていたので、とりあえず「1時間で読み終えよう」という目標を立てて読み始めました。 読み進めながら、書かれていることを次々と採り入れつつ読み方を変えていったところ、半分の30分で読み終えることができました。 大げさな言い方をすると、このを読み始める前と、読み終えた今とでは「を読む」という行為のパラダイムが完全にひっくり返された、という感じです。 いろいろ書きたいことはあるのですが、今回はとりあえず概論のみで。 レバレッジ・リーディングしてみる このは、著者が提唱する「レバレッジ・リーディング」という手法を読者に“インストール”してもらうことを目的に書かれていると考えられます。「というのはレバレッジ・リーディングで読むことができるんですよ」というメッセージを言葉で説明するのではなく、実際に体験し

    シゴタノ! - 『レバレッジ・リーディング』をレバレッジ・リーディングする
  • 「レバレッジ・リーディング」という方法 | シゴタノ!

    前回の『レバレッジ・リーディング』をレバレッジ・リーディングするというエントリーについて、コメントやはてなブックマークのコメントにて、 ・要は速読法か? ・フォトリーディングのことか? といった質問をいただきましたので、今回はこれについて少し触れます。 まず、「速読法」について。『レバレッジ・リーディング』の著者によると、 (留学の際に)必要に迫られて編み出したのが、自己流の読書法です。帰国後、そのノウハウに改良を重ね実際のビジネスに結びつけたものが、これから書で紹介する「多読術(レバレッジ・リーディング)」です。 この読書法はビジネス書を効率よく読むための手法です。といっても、いわゆる「速読」とはまったく違います。速読を身につけるときのように、講座に通ったり、目の動かし方を練習したりする必要は全然ありません。誰でも簡単にでき、お金も時間もかけずに身につけることができます。 というわけで

  • 「レバレッジ・ブログ」 | シゴタノ!

    ここまでお話ししたようなやり方でを読むようになると、それだけで、かなり充実感を覚えるようになります。読んでみれば、はなかなか面白いものだし、刺激に満ちています。仕事の悩みを解決する方法をの中に見つけたり、明日からでも使えるノウハウを発見したりするかもしれません。良いには珠玉の言葉が載っていますから、おおいに励まされ、無性にやる気が出てくることもあります。 しかし、ここに落とし穴があります。 ということで、以下のような「落とし穴」が指摘されています。 1.を読んだことだけで満足してしまう 2.実行に移さないために読書に費やした時間が無駄になる つまり、を読むことによって得られる「おおいに励まされ、無性にやる気が出てくる」状態は一過性のものであり、すぐに忘れてしまうというわけです。 これを防ぐための方法として、「メモすることで記録に残す」ことが推奨されています。取り立てて新しいこと

  • 偶然を積み上げていく生き方 | シゴタノ!

    このの冒頭には以下のようなくだりがあります。 「何をやりたいか」、「何はやりたくないか」は、実際にその「何か」と出会ってみて初めてわかるところがある。「“良いキャリア”とは何か」を考える前に、とりあえずキャリアの一歩を踏み出すこと──。 自己分析や自分のスキルの棚卸しばかりしていても、肝心のキャリアはスタートしない。そうした現在のキャリアプランニングの考え方や既存のキャリア理論に対して疑問を感じたことも、書を書くきっかけの1つである。 僕自身のこれまでを振り返ってみると、常に行き当たりばったりの選択を繰り返してきています。少し長くなりますが、書き出してみると、 就職から現在まで 1996年 4月 新卒で某SI企業に就職、システム開発の仕事を始める 2000年 3月 同社を退職、1ヶ月ほど何もせずに過ごす 2000年 5月 派遣会社を通じてマニュアル制作の仕事を始める 2000年 8月 

    偶然を積み上げていく生き方 | シゴタノ!
  • 自分にとっての仕事のバイブルを持つ | シゴタノ!

    事務職の生産性の課題とは、人間の生産性の課題だ。それらをハードウェアで解決することはできない。人間の生産性にはソフトウェアによるアプローチが必要だ。 たとえば、ファイルシステムに問題がある場合、企業としてはどのように対処するだろうか。私が今まで見てきた企業のほとんどは、まず新しいファイルボックスやファイルキャビネットを買っていた。新しいファイルボックスにより自分たちのファイルシステムが向上すると思っているのだが、そのようなことは決してない。 これがソフトウェアの問題に対して、ハードウェアでアプローチするということだ。 今、沢山の人の未決箱の中には(あなたのでさえも)、受け取った時点では60秒以内で完了できたはずの仕事が幾つも入っている。しかし、今となっては未決箱に重なったそれらの仕事を60秒以内で完了させることはできない。 その理由は、ほとんどの場合、これらの仕事があなたにとってすでに古く

  • 心理ハック ノイズを上手に活かしたい | シゴタノ!

    多くの人にとってはどうということもない記事かもしれませんが、今週号の『ニューズ・ウィーク』(日語版)の記事、「秩序が安定を導くという幻想」は、私にとってはいささかショックでした。 私は結構、「片付け魔」でして、かつて妹から、「引き出しまで整理してあるあんたみたいな男とは、絶対につきあえない」と言い放たれたことがあります。私からしても、妹とつきあうなど、地上から他の女性が一切消えてしまってもごめんですが。 そういう「整理好き」の私の部屋は、同年代の男性諸氏に比較すれば、やはり「秩序だって」います。 それに対して、『ニューズ・ウィーク』の記事には次のようにあります。 この記事には、全面的に賛同するのは少し難しく、加えて、雑音から始まり、乱雑なオフィス、乱雑なキッチンを擁護したかと思うと、「秩序への過剰な努力が生むテロリズム」といった方向に、話が広がってしまっていて、説得力という意味で今ひとつ

  • シゴタノ! - 判断ミスを防ぐための34の質問

    何らかの判断を下して、結果が出てから 「なぜ、このような結果になることを事前に予測できなかったのか?」 と後悔することがあります。結論を急いでしまったがゆえに望ましくない結果を招いてしまうのです。 『なぜ、それを考えつかなかったのか?―最高の結果を生む聡明な思考法』という、まさにその名の通りのをひもときながら、これを防ぐための方法を考えてみます。 「ソクラテスの問答法」と呼ばれるテクニックは、現在でも最も質の高い思考方法と考えられています。 彼の質問は、自分の考えを明確に示し、不正確なものを排除し、より包括的に考え、より道理にかなうようにし、その考えが高潔であることを要求しました。弟子のメノは、ソクラテスの質問を、突き刺さると神経が麻痺するアカエイの尾の鍼にたとえました。彼の厳しい質問は、真実を突き止め、自分の考えを再評価することを求めましたが、そういったことを避けたい人はいるものです。

  • シゴタノ! - 「R25」を毎週欠かさずPCで読む方法

    雑誌のオンライン書店・Fujisan.co.jpの「デジタル雑誌」をいくつか読んでみました。 「デジタル雑誌」とは、雑誌の全ページをPC画面上で読むことができるという新しいメディアです。Acrobat Readerのように、専用のツール(Fujsan Reader)をインストールする必要があるのですが、こういったツールで大量の文章を読むのは疲れるのではないか、と思いつつ、試してみると、思いのほか使い勝手のよいものでした。 また、Fujsan Readerは読むだけでなく、“付箋”を貼ってメモを残したり、“マーカー”で任意の箇所にマーキングができるなど、普段紙の雑誌を読んでいる時にやりたくなるようなことがたいていできます。 主な機能は以下の通り。 ・読み進める上で邪魔にならない拡大・縮小機能 ・メモ機能(“付箋”を貼る) ・マーカー機能(特定箇所をマーキング) ・キーワード検索 ▼実際の画面

  • 「何もしない」というタスク | シゴタノ!

    日々のスケジュールを立てる上では、タスクリストは役に立ちますが、このリストの内容を「マスト」だらけにしてしまうと、しんどくなります。「今日中に終えないといけない」タスクばかりでは、テンションの高い朝であればまだしも、日が傾き始めた頃になると「もう無理…」という弱気になってしまいかねません。 そこで、普段からリストの中に「必要かもしれないタスク」を入れておくようにしています。 例えば、 ・メールの返信:30分 ・クリップした情報の整理:15分(ブックマークや「あとで読む」のメール) ・何もしない:15分〜1時間 などです。特に最後の「何もしない」は日が傾き始めた頃になると効いてきます。タスクリストに「何もしない」という項目を入れる──実際には、「休憩」というタイトルですが──のは、馬鹿げているように感じられるかもしれませんが、マストなタスクに追われている時に、「何もしない」という作業項目があ

  • 心理ハック〜「仕事へのやる気」を消耗しない方法 | シゴタノ!

    By: Roiz Roiz – CC BY 2.0 先日、取材にお答えする機会があったのですが、その中で「やる気」という言葉はかなり曖昧で、文脈によって微妙に意味がずれるということを、教わりました。 そこで今日はまず、今日主題とする「やる気」の定義から入りたいと思います。 今日話題にする「やる気」は、通常私が取り上げている「やる気」とはちがい、「物事に取りかかる時に必要な気持ち」ではなくて、「この仕事(会社組織)なら、やっていけるかな・・・」という方の、ときどき「会社への忠誠心」と呼ばれる類の「やる気」です。 こちらの方の「やる気」は、「やる気を出す」というよりも、まず「やる気を失わない」ことが大事だと思います。この「やる気」がゼロになると「やってられるか!」ということになってしまうわけですが、飲みに行って憂さを晴らして立て直せるのであればともかく、「やってられるか!」というわけで二度と姿

    心理ハック〜「仕事へのやる気」を消耗しない方法 | シゴタノ!
  • GTDを実践できるタスク管理ツール | シゴタノ!

    Webサイトを見ていて、気になったページはもっぱら「あとで読む」を使ってメールとして“取り込む”ようにしています。 ブックマークレットを登録しておくことで、ワンクリックで済むため非常に手軽なのですが、ちょっとした問題が2つ。 仕事をするうえでは欠かせないタスクリストですが、その中で「イヤイヤタスク」(=先送りされ続けるタスク)をやっつける方法について以前書きました。 1.タスクリストの“常連さん”をやっつけろ! ここでは、イヤイヤタスクについて「どうしてそれがイヤだなーと思うのかを改めて考えてみる」という攻め方でしたが、新しい攻略法を発見したのでご紹介します。 先送りの達人が見つけたその“突破口” Draw up a little piece of paper like the one shown below. Start taking notes. On the left you wri

  • 心理ハック 仕事量=時間×やる気? | シゴタノ!

    実際には、表題ほど単純なものではありませんが、それでも仕事内容によっては、時間がたくさんあって、しかもやる気がその間に切れない限り、仕事の総量は積み上がっていくでしょう。 横軸に時間、縦軸に「やる気」をとった、平面のグラフを考えますと、「仕事量」は面積図で表せるでしょう。以下のような感じになるでしょうか? (以下は、かつて私がまとめたレポート、「仕事量と時間と精神エネルギーの関係」を簡略化したものです)。 横軸に「時間」を取ると、「やる気」は 初め(9時から10時)はかなり高くなります。これは、心理学テストなどで計測される効果です。何事も、取りかかりはじめなら、やる気がわくとされます。 次いでお昼近く(11時から12時)が高くなります。午前中の〆切効果。人によってはここが、一番生産効率がいいようです。 昼後が高いのも、やはり、「取りかかり初め」だからです。朝イチほどの効果は期待できません

  • 読書管理ツール2.0 | シゴタノ!

    読書管理ツールとして、アマゾンのウィッシュリストを活用していたのですが、翌日のまとめエントリーにいただいたコメントで知ってすぐに試し、速攻で乗り換えたのがこのツール。 Socialtunes ▼日々更新中です。 まとめエントリーでもご紹介した以下の3つの観点でチェックしてみます。 1.新しいの登録が簡単か? 2.カテゴリーの付け替え(今、次、いつか)が簡単か? 3.思いついたコメントの記入ができるか? 1.新しいの登録 ブックマークレットがあるので、アマゾンでチェックしたページはワンクリックでSocialtunesで表示させることができます。登録するにはそこからさらにワンクリックする必要がありますが、この程度の手間なら許容範囲でしょう。 ただし、複数のをまとめて登録する機能はないようです。 2.カテゴリーの付け替え アマゾンのウィッシュリストと同様に、複数のについてまとめて処理する

  • タスクは同じくらいの大きさに揃えておく | シゴタノ!

    photo credit: ramyo via photo pin cc 毎朝、タスクリストにならんだタスクをざっと眺めたうえで仕事を始めるわけですが、その際に、締め切りが迫っているものは優先して手をつけるにしても、それ以外のタスクの着手順序については、自分の「気まぐれ」に任されているのではないでしょうか。 自分の仕事を振り返ってみると、どのタスクを選ぶかについては、以下のような傾向があるようです。 すぐに終わりそうなタスクを先にやろうとする 時間がかかりそうなタスクは後でやろうとする よほど好きだったり楽しかったりする仕事でない限りは、上記の基準が適用されるようです。 おそらく、 少しでも早く、少しでも多くの仕事を消化したい という気持ちがあるためだと考えられます。言うまでもなく、このやり方を繰り返していると、いずれ「時間がかかりそうなタスク」ばかりが積み残されることになります。 時間と

  • シゴタノ! - 聞き手を惹きつけるプレゼン術

    プレゼンの目的は様々だと思いますが、目に見えている余計な「肉」をそぎ落としたあとに残る「骨組み」に目を向けてみると、以下のような骨格が浮かび上がります。 1.プレゼンをする自分とはいったい何者なのか?(Who) 2.自分はそのプレゼンで何を伝えたいと考えているのか?(What) 3.このプレゼンは誰に向けられたものか?(Target) 4.このプレゼンを聞き終えると何が得られるか?(Fruit) 5.プレゼンをする背景にはどのような事情があるのか?(BackGround) 6.プレゼンの屋台骨を支える原則は何か?(Principle) 7.この原則を現実に適用する方法とは?(How) 8.方法を実践するうえで参考になる事例とは?(Good Example) 9.方法を実践するうえで避けるべき事例とは?(Bad Example) ほかにも要素はあろうかと思いますが、これだけあれば骨格として、

  • シゴタノ! - ヒトはもともと昼寝をするようにできている

    ヒトはもともと昼寝をするようにできている 2006/12/19 Tue 13:54 by ohashi  カテゴリ:とりあえず »  日中の眠気は、前の晩に十分に睡眠をとっていてもおこる。たいくつな環境下では、前日の24時間中にふだんの倍の16時間眠っていても、日中に1〜2時間の昼寝がおこる。恒常環境下で、自由に生活させたばあいの睡眠の発現分布を見ると、2つのピークをもっている。1つは最低体温期のすこし前でおこり、もう1つは最高体温期のすこし前でおこっている。 前者は夜間の主睡眠の時間帯に、後者は昼寝の時間帯にあたる。昼寝は体温リズムと関連し、エネルギー戦略に組みこまれたごく自然な休止相であり、ヒトはもともと昼寝をするようにできていることをしめしている。 『快適睡眠のすすめ』より quote] あちこちで言われていたことだが、やはりそうだったのか、という感じ。そうだとすれば、夜にたくさん

  • シゴタノ! - 視野を広げる

  • シゴタノ! - 面倒より面白い

    面倒より面白い 2007/01/05 Fri 10:27 by ohashi  カテゴリ:とりあえず »  私は修学旅行で薬師寺を訪ねてくれる学生さんたちに、いつも『面倒と面白い』という話をしています。それは与えられた出会いの時間を、自分の顔との出会いの場にしてほしいからです。 話は15分程度の簡単なもので、代表の人に出て来てもらい「自分の嫌いな授業中の態度をしてほしい」とお願いすることから始めます。 そうすると、いろいろな仕草をしてくれますが、多くの場合は、腕組みをして目を閉じ、下を向きます。まさに、面(かお)が倒れて面倒の姿となるのです。 それに対して「自分がいちばん好きなことをやっている時は」と言うと、目標をにらみつけるような眼差しの顔をしてくれます。昔から目標を太陽に譬え、その太陽に照らされ、面(かお)が白(あかる)くなるので面白いと言うそうですが、これもまさに面白いの姿と

  • 自分は時間管理ができているという実感を持つ | シゴタノ!

    時間管理、スケジュール管理、タスク管理、いずれも放っておくと流れ去っていく時間を何とかして把握し、支配下に置こうとするための人間の努力と工夫の産物と言えます。これらの目的の下でさまざまな方法論やツールが開発されてきましたし、これからも開発され続けていくでしょう。 このうちのいずれかの方法論やツール、あるいはいくつかを組み合わせたものを使うことになるとは思うのですが、ここで大事なことは、それが自分にとってしっくり来るかどうか、だと思います。 『ライフハックス─鮮やかな仕事術』に以下のようなくだりがあります。 やる気がなくて、方法論ばかりに凝っていても意味がない。言ってしまえばそれまでであるが、私たちの周りには「あなたがうまくいかなかったのは、やり方が間違っていたからだ!」というキャッチ・コピーがあふれている。だが時間管理の問題に関して言えば、「やる気が大事! 方法論は無用」という意見は間違い