奈良市戦災概況図~一部抜粋(国立公文書館蔵) 太平洋戦争末期、日本全国の都市は米軍の激しい空襲に晒され、陸海軍基地や工場だけでなく多くの民家が焼かれ、銃後の人々が戦災で命を失いました。 そんな中、戦後「京都と奈良は空襲を受けなかった」という言説が、まことしやかに語られるようになりました。 曰く、京都と奈良は世界的に貴重な文化財があったため、米軍が爆撃を避けたのだと。 しかし、この言説は全くの神話にすぎません。 米軍はイタリアで、西欧文明の至宝が集まるローマを容赦なく爆撃しており、なじみの薄い日本の文化財消失に拘泥するなど到底考えられないことです。 米軍が京都、奈良に大規模空襲を掛けなかった原因は、単に重要な軍事施設がほとんどなかったことと、京都に関しては原爆投下の有力候補であったため、広島同様、市街地を焼き払うような爆撃が避けられたという説に説得力があるように思います。 実際に奈良県では1
大阪城公園南西入口そば #生國魂神社 元宮跡(お旅所跡)。ここから大阪城外堀の向こうに #生駒の大鳥 を眺めることができます。弥生の人々は日本最古級の祭祀場から、#クニウミ #子孫繁栄 を祈ったと考えています #アラハバキ 目次 大阪最古の祭祀場 生國魂神社 元宮(お旅所跡) イザナギ・イザナミのモデル(原型)神 クニウミの景色に祈る 【生駒の大鳥】クニウミ・子孫繁栄の母体 本文 大阪最古の祭祀場 生國魂神社 元宮(お旅所跡) 一年前、生國魂神社(いくたまじんじゃ)のお旅所跡を紹介しました。 (34.6839934, 135.5222579/大阪市中央区大阪城3) 【前回記事】 www.zero-position.com 生國魂神社は、弥生時代(紀元前後〜西暦二百年)に創建された大阪最古、日本最古級の神社*1であったと考えられます。 創建地は、現在の大阪城(かつての石山)一帯で、古い時代の
1477(文明9)年に応仁の乱は東軍勝利で終結したものの、その原因となった畠山義就と畠山政長による畠山氏の家督争いは終わることなく続きました。 河内と大和を実力で切り取った義就は南山城にも進出。 山城守護にあった政長との間で、南山城は激しい係争地となりました。 こうした中、他国衆に荒らされた南山城の久世、綴喜、相楽三郡の国人たちは1485(文明17)年に国一揆を結成し、守護である両畠山氏を実力で追い出し、国人の合議制による惣国を建設します(山城国一揆)。 畠山氏の内訌は引き続き残ったものの、大規模な戦いは沈静化し、ようやく応仁の乱以来の畿内の戦乱は沈静化しました。 大和では西軍の越智氏、古市氏が東軍の筒井氏、十市氏を駆逐し、筒井氏当主の筒井順尊は、大和への帰国が叶わないまま1489(長享3)年7月京都で客死します。 1489~91年にかけては将軍・足利義尚、大御所・足利義政、そして足利義視
海の日の祝日 7月17日(月曜日)は #祇園祭(前祭、さきまつり)#山鉾巡行。今年は四年ぶりにコロナ規制もなく外国人観光客もたくさん。いよいよ夏ですね 目次 四条通 開門😀 01 長刀鉾 なぎなたぼこ 02 山伏山 やまぶしやま 03 白楽天山 はくらくてんやま 04 芦刈山 あしかりやま 05 函谷鉾 かんこぼこ 06 郭巨山 かっきょやま 07 四条傘鉾 しじょうかさぼこ 08 木賊山 もっこやま 09 鶏鉾 にわとりぼこ 10 油天神山 あぶらてんじんやま 11 孟宗山 もうそうやま 12 霰天神山 あられてんじんやま 13 菊水鉾 きくすいぼこ 14 保昌山 ほうしょうやま 15 綾傘鉾 あやかさぼこ 16 太子山 たいしやま 17 月鉾 つきぼこ 18 伯牙山 はくがやま 19 蟷螂山 とうろうやま 20 占出山 うらでやま 21 放下鉾 ほうかぼこ 22 岩戸山 いわとやま
連日暑い日が続く中、涼しげな川べりをドライブして、美味しいソフトクリームを堪能したいな!という気分の時、よく訪れるのが京都府南山城村にある、道の駅お茶の京都みなみやましろ村です。 お目当ては南山城村の特産でもある抹茶をふんだんに使った抹茶ソフトクリーム。 この日も妻を助手席に乗せ、木津川沿いの国道163号線を快走し、大和郡山の自宅から1時間20分ほどで到着しました。 店内 抹茶ソフトクリーム 基本情報 店内 店内は、南山城村はもちろん京都や近隣の伊賀、月ケ瀬の特産品が並ぶ村のもん市場、食料品、日用品がそろう村民百貨店、レストランのつちのうぶ、そして抹茶を使ったスイーツが楽しめる村茶屋があります。 こちらがつちのうぶ。 抹茶そば、村定食が名物ですが、個人的にはこちらのカレーが大好きです! ※2018年の道の駅カレーランキングで1位を獲得したとのこと。 こちらが村茶屋。 券売機を操作してオーダ
宵山の #祇園祭。三連休もからみスゴイ人出😅。西に日が沈む夕刻、四条通りに並んだ山鉾の #鉾頭 が夕陽を浴びて光輝き、祇園囃子が始まります #月鉾 #函谷鉾 #長刀鉾 目次 祇園祭(前祭)宵山 夕陽に輝く鉾頭(ほこがしら) 宵山の♫コンチキチン 祇園囃子 本文 祇園祭(前祭)宵山 祇園祭の宵山(7月14日〜7月16日)。(山鉾巡行は16日朝から) 駒形提灯に火が灯る宵の祇園祭を紹介するのは、はじめてですね。 15日、メインストリートの四条通りの様子。 …三連休もからみ、とにかくスゴイ人出でした😅 祇園祭の宵山(四条通りから八坂神社が鎮座する東山の方向) 夕陽に輝く鉾頭(ほこがしら) 西に日が沈む夕刻、四条通りに並んだ山鉾の鉾頭が光輝きます。 月鉾(月読尊) 月鉾の鉾頭は、直径40センチの巨大な 18金 だそうです😮 月鉾 こちらは函谷鉾(かんこぼこ)。 鉾頭は月と山型。こちらの三日月
奈良県天理市というと、市内中央部に天理教の施設が集中する宗教都市のイメージが今ではすっかり定着していますね。 天理市は現在全国で唯一、特定の宗教法人の名称を冠する市ですが、1954(昭和29)年に奈良県で4番目に市制を施行した時、市名の由来について選定理由書には全国的に有名な天理教の中心地であるとともに「関係町村相携えて街を天下の理想郷たらしめるべく」とあります。 ところで現在の天理市中心部は、町村合併で市制施行されるまでは、丹波市町という名前でした。 丹波市は上街道沿いの古い歴史を持つ町で、実は現在も江戸時代以前の古い町並みが残されている地域です。 上街道沿いに続く丹波市の町とはどんな場所か、天理市中心街を散歩してきましたのでご紹介します。 山辺郡の中心地・丹波市 丹波市の町並み 北ノ町~中島町 本町 仲之町 市座神社 天理駅前~天理本通 天理教本部 参考文献 上街道の散策スポット 山辺
大阪三大夏祭りの先駆け #生國魂神社 #いくたま祭 宵宮。拍子にあわせ #獅子舞 が躍り、金と銀の神輿が揺さぶられ、ぐるぐるドスンと前後左右に倒されても #枕太鼓 は鳴り続けます。夏祭りは高揚しますね #大阪締め 目次 いくたま祭 宵宮(7月11日) 獅子舞 金神輿(きんみこし)・銀神輿(ぎんみこし) 枕太鼓(まくらだいこ) 本文 いくたま祭 宵宮(7月11日) 夏越の大祓(なごしのおおはらえ)の大きな茅の輪が飾られた生國魂神社の大鳥居。 トリビア話ですが、サントリー創業者・鳥井(トリイ)信治郎氏が奉納した「まさしく」鳥居であります(`・ω・´)ゞ 生國魂神社 いくたま祭(宵宮) 大阪の夏の三大祭り(生國魂祭、天神祭、住吉祭)の先駆け、生國魂神社・いくたま祭の宵宮*1。 夜から、獅子舞、金神輿・銀神輿、枕太鼓の各奉納行事が、境内で行われました。 獅子舞 子ども獅子舞 大阪 #生國魂人事#い
東京都内の神社情報をいろいろ見ていたら、おやっと思える社名の神社を見つけました。新宿区歌舞伎町にある稲荷鬼王神社(いなりきおうじんじゃ)です。鬼王という名のつく神社は初めてです。いったいどんなところなんだろう、場所が歌舞伎町だって、こりゃまた若いころのやんちゃが・・・。(-_-;) とにかく、行ってみましょう。 1.場所 2.ご由緒とご祭神 3.参拝 4.社殿前の狛犬 5.社殿 6.境内社 7.その他境内 8.ご朱印 9.まとめ 1.場所 ここです。 2.ご由緒とご祭神 当社HPが見当たりませんでしたので、参拝の際にいただいたパンフから略記します。 古来、「鬼」は神であり、「力」の象徴。鬼は悪慮を祓うといわれ、すべての災禍を祓う力があります。その鬼の王、「鬼王」という名がつけられた社寺は全国でも当社のみです。 承応2年(1653年)、当地に氏神として稲荷神社が建てられました。そして、宝暦2
昨日に続き #ひょうたん池 #ハス。今朝は大雨の中、傘をさしてウォーキング。今シーズン最後のハスを雨の中、見学。#あめんぼ #雨音 #雨水 目次 雨の日曜日 雨を視る【水馬】 今シーズン最後のハスの華 本文 雨の日曜日 近ごろは雨が降っても、傘をさしてウォーキング。 大阪でも朝から比較的強い雨。 今年のハスの華は、今日で最後かなと、昨日に続き、大川沿いのひょうたん池まで遠出。 結構な雨で、ハスの葉を流れ落ちる雨にも勢いがあります。 ししおどしのようにハスの葉を流れ落ちる雨 ツイッターをご覧になれる方は、雨音と一緒にお楽しみください🌧 今日は大雨注意 pic.twitter.com/N5sxMbfu70— 開物発事 (@Kai_Hatu) 2023年7月8日 ツイッターといえば、イーロン・マスクが買収して以来、ガチャガチャしておりますね😅 ちょっと前に、ソースコードを公開して、投稿情報の
奈良県内を中心に地域の歴史や現在の情報を中心に発信してきた当ブログですが、お陰様で2023年7月9日で4周年を迎えました。 当ブログの記事は、実際に現地を足を運んで取材して書くことも多いですが、資料や絵図などを調べたり、集めたりすることも大変多いです。 今回は、筆者が記事作成するうえで利用している、おすすめの調べものや引用に便利なサイトをご紹介します。 国立国会図書館デジタルコレクション 国土地理院HP・地理院地図 奈良県立図書情報館・まほろばデジタルライブラリー 奈良盆地歴史地理データベース・小字データベース さいごに 国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館で保存・収取しているデジタル化された資料を検索・閲覧できるサービスです。 もはやこのサイトなしには記事が書けないというくらい利用させてもらっているサイト。 ネット上の情報には多種多様な情報があふれていますが、出所が不明だっ
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