こんにちは、第3バイオリンです。 「WACATE 2010 夏」レポート第3弾です。今回は、2日目のセッションの内容と、ワークショップの成果発表の模様をお伝えします。 ■BPPセッション「この半年で学んだ“リスクベーステスト”」 「WACATE 2009 冬」でベストポジションペーパー賞を受賞した、「WACATEの心を持つ」永田 敦さんのセッションです。 近年、ソフトウェア製品は複雑化し、それに伴ってテストケースは増える一方です。しかし、それに反比例するかのように開発期間は短縮され、リソースは減らされているのが現状です。 この矛盾を解消するための手段のひとつとして、永田さんが提案するのがリスクベーステストです。リスクベーステストとは、品質リスクの分析により、テストの優先付けとテストケースの配分を行うテスト手法です。リスクの大きさは、以下の式で表すことができます。 リスク=(障害が起こる頻度